「要ハンカチ・・・本屋大賞受賞作は間違いない」52ヘルツのクジラたち アレックスさんの映画レビュー(感想・評価)
要ハンカチ・・・本屋大賞受賞作は間違いない
現代的なテーマがこれでもかというくらいに詰め込まれているように感じるが、
声なき声を持つ人、苦しくても声を出せない人がそれだけ多いという事であるし、その声を聴こえるようでありたい、と思わせてくれる感動作だった。
原作小説も読んだ当時泣いたが、それから3年経って時世もアップデートされている中、映画も丁寧にアップデートされていると感じる。素晴らしい。
「八日目の蝉」の成島出監督の演出に進境著しい主演の杉咲花も、共演の志尊淳もそれに応えている。ドラマに寄り添う音楽が涙を紡ぎ、エンディングのSaucy Dogの歌がまた救いになる。
ベタな表現でいうと、絶望からの希望に大泣きしてしまった・・・本屋大賞受賞作は間違いない。
補足:資料で確認出来なかったけど、音楽の小林洋平って「異動辞令は音楽隊!」の人かな。とても良かった。
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