コラム：『スター・ウォーズ』まとめ - 第15回
2014年6月3日更新
チャリティに参加して「エピソード7」に出演!?
抽選で「エピソード7」に出演できるチャリティがスタート！ アラビア半島の砂漠で撮影も始まった！今月はココだけ押さえる！
「エピソード7」に出演できるチャリティ・キャンペーンがスタート！（5月21日）
出典 omaze.com
「エピソード7」に出演できるかもしれないチャリティがスタート。J・J・エイブラムスの参加呼びかけ動画には、エイリアンの新キャラも登場。
スピンオフ第1作は「GODZILLA」の監督が撮る！（5月22日）
出典 Starwars.com
英国出身のギャレス・エドワーズ監督にとって、「モンスターズ 地球外生命体」(2010)、「GODZILLA」(14）に続く3作目。脚本は「アスター・アース」「ザ・ウォーカー」のゲイリー・ウィッタが執筆中。
ついに「エピソード7」撮影がスタート！（5月16日）
出典 Twitter
キャスリーン・ケネディがアブダビでの撮影を公式発表（5月21日）
メインキャストの撮影開始は、ロンドンではなくアブダビだった。スタッフ＆キャストは5月初頭からアブダビ入りしたことが明らかに。
J・J・エイブラムスのスタッフ＆キャストへの手書きメモがウェブに登場（5月19日）
出典 Slash Film
「世界はこの映画を待っている。彼らにグレートなものを与えよう」
今月の「エピソード7」確定情報
エキストラのキャスト募集がスタート（5月5日）
「全年齢、全タイプ：男女、16歳以上、すべての人種、タイプ、サイズ、体型」「ヤングアダルト：男女、16～22歳、すべての人種」「キャラクタータイプ、興味深い顔：男女、16歳以上、興味深い顔、個性的な顔、一度見たら忘れられないルックス、普通ではないルックス、身体的な特徴、顔の傷、大きな髭、長髪、悪い歯、大きな顔、ドレッドロック、ダークな肌に明るい瞳などの興味深い人種的特徴など」。撮影は5～9月、英ロンドン、ハートフォードシャー、ベッドフォードシャー 。
ウェッジ・アンティリーズは「エピソード7」に出演しない（5月5日）
メインキャスト以外で、旧3部作のすべてに登場した唯一のキャラがウェッジ。この役を演じたデニス・ローソンが「今回は出演しない」と発言。
アンディ・サーキスが脚本について発言（5月13日）
出典 BBCk
といっても具体的内容はなし。脚本は「とてもタイト」とのとこ。「すばらしいキャスト、すばらしい監督、すばらしい雰囲気。スター・ウォーズは僕の子ども時代そのものだ、すばらしい」。
今月の「エピソード7」の噂
やっぱりアダム・ドライバーが演じるのはソロとレイアの息子？
出典 Jedi News
Photo by Rob Kim/Getty Images
しかも、これまでの小説版ではダークサイドに落ちたままだったが、今度の映画ではダークサイドに落ちるがまた戻ってくるという噂。
ドーナル・グリーソンが演じるのはスペース・パイキー？（5月7日）
新作「フランク」のアフターパーティでしゃべったとの噂。彼が演じるキャラは、ミレニアム・ファルコンに盗みのために侵入してチューバッカに出会うとか？
オビ＝ワンの孫が登場？（5月18日）
アイスランドでの撮影シーンはチューバッカとストームトルーパーの戦闘？
「ゲーム・オブ・スローンズ」の若手女優がバッド・ロボットで面接？ （5月7日）
出典 Twitter
ちいさな小鳥が囁いたらしいですよ（笑）。もうひとりの女性キャラは、キャスティング中で、サンサ役のソフィー・ターナーが面談したとの噂。
「スター・ウォーズ 反逆者たち」のキャラが「エピソード7」に関係する？（5月5日）
ジョン・モートンが「『反乱者たち』のキャラクターは『エピソード7』の周辺にいる」と発言。
あとふたりの新人が出演するという噂（5月16日）
短編「Americano and Rum」などに出演しているメイジー・リチャードソン＝セラーズ、映画「Fish Tank」のケイティー・ジャービスも出演するとか。小さな役なら出演者は多そう。
ポスターは旧6作のドリュー・ストラザーンが描く？（5月19日）
出典 Schmoes Know
J・J・エイブラムスがストラザーンに直接接触して、彼が引き受けたという噂。実現しそう。
「エピソード7」のコードネームは「AVCO」？（5月6日）
内容を隠すための偽名として使われるコードネームはこれ？ J・J・エイブラムスが初日に「スター・ウォーズ」を見たのがロサンゼルス・ウェストウッドにあるAVCOシアターだったからとのこと。
「エピソード7」のワーキングタイトルは「THE ANCIENT FEAR」？（5月6日）
仮タイトルはこれ？ この記事を受けて「サブタイトルか？」というニュースが出回ったが、すぐに沈静化。
今月のスタッフ＆キャストたち
脚本家コンビ、J・J・エイブラムスとローレンス・カスダンが「スター・ウォーズの日」のメッセージ動画をUP（5月4日）
出典 YouTube
J・J・エイブラムスが「スター・ウォーズ」ウィークエンドにメッセージ動画をUP（5月17日）
出典 YouTube
「『エピソード7』のためにそこに行けないけど楽しんでね」とメッセージ。
ハリソン・フォードは「参加できて嬉しいよ」（5月18日）
「エピソード7」出演についてカンヌで発言。「いい脚本とすばらしいキャストだしね」
ボブ・イーガーとチューバッカが記念撮影（5月5日）
出典 Instagram
出演者ジョン・ボイエガが「ジョン・ウィリアムズは神」ツイート（5月8日）
出典 Twitter
今回の音楽を聞いた？
ランド・カルリシアン役ビリー・ディー・ウィリアムズが微妙な発言（5月8日）
「ある企画が動いているけど、今は言えない」のだそう。
チューバッカことピーター・メイヒューの誕生日イベント開催（5月19日）
出典 YouTube
今月の「スター・ウォーズ」ファン
キルステン・ダンストがデス・スター柄のドレスを着た！(5月6日）
出典 Variety
写真：REX FEATURES/アフロ
出演希望をアピール？
ファンがつくった「デビッド・リンチ監督版『帝国の逆襲』」予告動画（5月19日）
出典 YouTube
ファンがつくった「もし『スター・ウォーズ』がタランティーノ映画だったら」動画（5月13日）
出典 The National
ファンが巨大なダースベイダーとヨーダをつくった（5月4日）
出典 YouTube
映画周辺の情報あれこれ
ディズニーCEOが発言。すでにスピンオフ3作が進行中！（5月6日）
出典 Twitter
「あと10年のうちに、少なくとも3作のスピンオフが予定されている」とのこと。
3作目のスピンオフはルーク・スカイウォーカーの映画？（5月14日）
ハズブローのプレゼンテーションに出てきた年表は、「Fall 2014: Rebels」「2015: Episode VII」「2016: Boba Fett」「2017: Episode VIII」「2018: Solo」「2019: Episode IX」「2020: Red Five」。この2020の「Red Five」は、ルークがX-Wingに乗っていたときのコードネームなので、この噂が浮上。
R2-D2のバーチャル・キーボードが登場（5月7日）
出典 Amazon
8月20日発売、3万3480円。
総評
今月は新たなキャスト発表、配役の発表はなし。ただし、世界規模のキャンペーンがスタート。これも、世界中から一般公募したオーディションに続く一般参加型PRか。
「エピソード7」に抽選で出演できるという豪華チャリティがスタート。ユニセフの児童支援活動に寄付すると、募金額によってさまざまなアイテムが手に入る。その応募スピードはさすがの早さで、スタート3日目時点で、最高額の5万ドル（約500万円）コース（抽選で地元映画館での「エピソード7」プライベート上映会）があと3応募で終了になる勢い。なんだか、J・Jに「『スター・ウォーズ』ファンってこういうの好きでしょ」と見抜かれてるような。
そして「エピソード7」の撮影が、ついにロンドンではなくアブダビでスタート。チャリティ告知動画のJ・Jの背後の光景は、旧作のタトゥイーンに似ている。やはり前のふたつの3部作同様、物語はこの星から始まるのかも。
また「GODZILLA」の全米大ヒットの中、その公開のわずか6日後に、同作の監督が「スター・ウォーズ」スピンオフの監督に決定したと発表。このタイミングもPR効果抜群。「スター・ウォーズ」を現代に甦らせるための仕掛けが、いよいよ活発になってきた。
「エピソード7」に抽選で出演できるという豪華チャリティがスタート。ユニセフの児童支援活動に寄付すると、募金額によってさまざまなアイテムが手に入る。その応募スピードはさすがの早さで、スタート3日目時点で、最高額の5万ドル（約500万円）コース（抽選で地元映画館での「エピソード7」プライベート上映会）があと3応募で終了になる勢い。なんだか、J・Jに「『スター・ウォーズ』ファンってこういうの好きでしょ」と見抜かれてるような。
そして「エピソード7」の撮影が、ついにロンドンではなくアブダビでスタート。チャリティ告知動画のJ・Jの背後の光景は、旧作のタトゥイーンに似ている。やはり前のふたつの3部作同様、物語はこの星から始まるのかも。
また「GODZILLA」の全米大ヒットの中、その公開のわずか6日後に、同作の監督が「スター・ウォーズ」スピンオフの監督に決定したと発表。このタイミングもPR効果抜群。「スター・ウォーズ」を現代に甦らせるための仕掛けが、いよいよ活発になってきた。
筆者紹介
平沢薫（ひらさわ・かおる）。映画系ライター、UKミーハー、オモチャ好き、ポップ音楽愛好者、SFファン（順不同）。「STARLOG」とか「BSfan」とか12月に出た「BRUTUS」映画特集号とかで書いてます。
