三体のドラマレビュー・感想・評価
登場人物やストーリー展開をここまで複雑にする必要は無かったのでは?
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面白かったので原作も読んでみましたが、登場人物もストーリー展開も原作の方がシンプルで分かりやすいと思いました。主人公を女性2人にしたのは実写映像を華やかにするためなんでしょうけど、ソール・ウィル・ジャックは別にいなくても良かったような…相当するキャラクターが原作の2か3に出てくるんですかね?
あと、時系列や視点をやたらに交錯させるのも、視聴者の負担を増やしているだけで、それほどエンタテインメント性は増してない気がします。葉文潔の過去・現在・VRゲームの3つの同時進行で十分面白いと思うんですが、そこからさらに「現在」をヴェラの教え子5人・大史・エヴァンズの視点に割っているのが、そこまでする意味あるか?ってなりました。。
ただ、ナノマテリアルによる船の切断シーンやVRゲームの世界などは見事な映像美で魅了してくれますし、三体人が地球人を「虫けら」と呼ぶ理由をエヴァンズからの入れ知恵にしている点…4光年先とリアルタイムに音声通話できちゃってるのは「さすがに無理あるだろ」と思いましたが…や、地球人感が強すぎる三体人側の描写(「応答するな」と送ってきた監視員・智子完成までの元首と執政官など)を無くした点は原作からの改良になってる印象で、好感を持ちました。
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