さまよう刃のドラマレビュー・感想・評価
胸糞なドラマだった。
これは胸糞だな。犯人と対峙してしまったのは警察の手際の悪さの可能性もあるのに、なぜ長峰を殺したのか。殺す必要があったのか。急所を外して打つだけでもよろけるから、すかさず駆け寄れば十分取り押さえられたはずだ。
事件後織部(三浦貴大)が娘と遊ぶ姿に腹がたった。神妙な顔して悩んではいたが、お前はれっきとした殺人犯だと言ってやりたくなった。
まあ確かに相手も銃を持っているし警察に向かって発砲しないとも限らないわけだから危険と隣り合わせなのはわかるけど、いきなり殺すことはないでしょ。それにただただ未成年というだけでそこまで守る必要があるのか?こんなやつ成人したって反省もせず社会のクズのしかならないでしょ。ドラマとは言えあまりに胸糞過ぎて織部と娘が遊ぶシーンを早送りしてこの人殺しがって思わず叫んだ。長嶺の無念さをその場にいる全ての警察官はわかっていたはずなのになぜ殺したんだ。
とにかく胸糞なドラマだった。菅野快児の最後の「ごくろうさん」に腹が立って消化しきれなかったので、思わずyoutubeで市川理矩くんの動画を探して溜飲を下げた。
新聞記者も何かの犯罪にならないのかなあ。教唆犯とかにならないの?
久塚(國村準)も復讐させようとしてたってことでしょ。
私も自分のために怒ってくれる人が欲しかった
この映画を見て、私自身が過去に受けた心の傷がフラッシュバックし、観ている間ずっと涙が止まりませんでした。特に性的な暴力のシーンでは、過呼吸になるほどでした。過去に受けた心の傷は、何年経っても消えないのだと改めて感じました。
加害者が何事もなかったかのように生きていると思うと、本当にやるせない気持ちになります。だからこそ、せめてドラマの中だけでも、主人公の父親が復讐を成し遂げてくれたらと願ってしまいました。この胸糞悪い、モヤモヤする結末は、現実の理不尽さを突きつけてくるようで、とてもつらかったです。
この作品は、娘を惨殺された父親の復讐を通して、今の社会や法律の矛盾を痛烈に描いています。少年法に守られる加害者と、復讐という形で裁きを下そうとする父親との間にある、どうしようもないほどの理不尽さがテーマです。
この映画の核心は、石田ゆり子さんが言った「殺しても罪になる人とならない人の違いは?」という言葉に集約されていると思います。法律が市民を守るのではなく、法律そのものを守るという姿勢。それに対し、市民が主人公に協力する姿は、法律と私たちが考える正義の間にある深い溝を浮き彫りにしています。
この救いのない結末は、私たちが当たり前だと思っている社会のルールや正義について、深く考えさせる重いテーマを投げかけています。
Netflixで観ました。
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