エイリアン アースのドラマレビュー・感想・評価
SFxホラー、SFxアクションから・・SFx社会派ドラマへの跳躍
エイリアンシリーズの中で、SFxホラーの第1作からの第2作「エイリアン2」@1986で、ジェームズ・キャメロン監督がSFxアクション+家族ドラマという意外な形での飛躍を成し遂げましたが、本作はそれ以来の久し振りの大きな飛躍だろうと思っています。
ホラーやサスペンスでの恐怖は、未知が既知になると強度が大きく下がります。続編・2作目以降はそのディスアドバンテージを負うことになり、解決策として典型的に、より刺激的によりグロくという形で強度を上げようとします。
一方、本作ではシリーズ固有のホラー要素、アクション要素を継承しつつ、また通常のエンターテイメント要素をキープしつつ、人間ドラマを含みながらそれを越える「社会派ドラマ」を構築できている、そんな捉え方をしています。
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ホラーの帝王スティーブン・キングが本作での恐怖について「本当のモンスターは地球を支配する5大企業だ」と指摘していましたが、
ダグラス・ラシュコフの「デジタル生存競争」@2023を重ね合わせてみると、潜在している現実的な恐怖の一端が垣間見えそうです。序章の中でのくだりとして例えば、
“技術的な解決を目指す人たちの信念によれば、究極的には人間の意識ををコンピュータにダウンロードすることにより、あるいはうまくいけば技術そのものが人間の進化した後継者になることにより人間の未来は最高潮に達する” (←著者はこうした思潮に批判的)
作中では天才実業家カヴェリエがまさにそれを実行する役回りで、そのキャラクタは虚構であってもその造形は現実的ということになります。
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幾つかの追記。
・ 本作の難点を挙げるとするとそれは、劇場公開ではないこと(もったいない)、それと8話をかけながら物語が十分な完結を見ないことなど。
・ 主役のウェンディ(シドニー・チャンドラー)が魅力的でリプリー(シガニー・ウィーバー)以来のオーラを放っています。単に自分の好みなだけかもしれませんが。
・ シーズン2の制作が決まってとても嬉しい。もし続編がなければ本作は中途半端なものに終ってしまう。あるべき続きがあるということがマイ評価上の大きな加点ポイント。
・ ノア・ホリー監督のテレビ版「Fargo/ファーゴ」@2014の腕前を見れば、シーズン2以降、ウェンディを始めとするロスト・ボーイズ達(身体は大人・頭脳は子供)の心理的成長と物語の意外な展開を期待していいと思っています。
実は「パラレルワールドでした!」であってほしい。
エイリアンシリーズが大好きなので、この作品をきっかけにして初めてDisney+へ加入して視聴した。その結果、大きな後悔をする事になった。
確か第二話が公開されたくらいの段階で「最高評価!」みたいな記事の見出しを見た気がするが、あれは何をもってして言っていたのだろうか?まぁ第二話や第五話の中で部分的に良いシーンもあった気がするがだから何?というのが本音だ。映画は二時間の内容を全てを観てから感想を抱く。ならばドラマも最終話まで観てから感想を抱くのが当然。結局終わってみれば残念、失笑、お帰りください、といった感じだ。
私が思う一番の問題点は、キャラクターに欠片も魅力を感じないことだ。誰にも共感できない、感情移入ができない。映画よりも長尺になるドラマシリーズにおいて致命的とも言える欠陥だろう。内容の多くをゼノモーフや他のクリーチャーが暴れているならまだしも、ほぼ馬鹿しかいない登場人物の冗長な台詞をあれほど聴かされるとは。つまらないシーンが多すぎる。どこの誰が、見た目は大人で能力はチートだけど脳みそお子様たちのボーイスカウトもどきを観たいのだ?理知的ではない癖に身体機能はメチャ高いからキレたら手に負えないとか、もう狙ってこちらがイライラするように作っているとしか思えない。
そしてゼノモーフがついにペットに成り下がってしまった・・・。これは特にひどい。映画では数百年に渡ってユタニ社が兵器として飼いならそうと人命無視で努力してきたのに。なんでこんなことするの?未来の機械人間が地球外生命体を操る、なるほど面白そう・・・他のところでやってくれない!?序盤でウェンディが一体殺してしまったのもそうだが、これらのせいで恐怖感が無くなる実によろしくない展開。恐怖無くして、何をもって視聴者の感情を揺さぶろうというのか。
つまるところ、この作品は何をしたいのか?我々に何を見せたいのか?何を感じてほしいのか?それらが全く伝わってこない。わざわざ地球を舞台にしておいて、外界と隔絶された島の中でうろちょろしてただ殺しまくるだけのゼノモーフ。「エイリアン」とは何かが全くわかっていない。映画観たことあるのか?作るならちゃんとキャラクターの魅力、ゼノモーフの生態、そして限られた話数できっちり終わるストーリー。これらをしっかり作りこんで全力で面白いものを作ってくれ。どうして、どうして中途半端で終わるんだ。最終話のラストを観て「面白かった!あるかどうか分からない続きが楽しみ!」なんて言う人がいるの?もしいるとしたら申し訳ないが私には理解不能だ。シーズン2が製作されないことを心から祈っている。
新しい
怖い
興奮
知的
新しいストーリー
新しいキャスト
新しい映像
新しい恐怖
ラストはどうなるのかわかりませんが、
楽しみだよー シーズン2
目新しさのないよくあるSFドラマシリーズ
エイリアンがドラマシリーズになるという情報を知った時には、エイリアンというキャラクターにまだまだこんなポテンシャルがあるとは思わなかった。
先行して公開された「エイリアン ロムルス」も、リドリー・スコット監督が始めた独自のエイリアン神話的な「プロメテウス」路線ではなくリブート的な扱いだったし、リプリーに変わる新たな主人公を作っていくような意気込みを感じた。
本作の主人公もビジュアルも内面も含めどことなく「エイリアン ロムルス」に似た主人公像だと感じた。
ディズニー配給ということを前面に出したウェンディというネーミングやピーターパン要素をエイリアンに持ち込むというのは斬新に感じた。
ただし、"アース"であることの面白さや新しさは何も感じられなかった。
中々"ワールド"になれない「ジュラシック・ワールド」シリーズのように結局は島や施設の中という閉じた世界観になっていることにフラストレーションが溜まった。
「エイリアン」シリーズの宇宙船の中という空間は逃げ場がないという絶望的な状況を作り出すことに大いに貢献していたし、腹を突き破る、床を溶かして追ってくるといった人や施設の内臓を突き破ってくるようなグロテスクさがとても印象的なシリーズであった。
本作はブレードランナーの世界線から来たかのようなキャラや、終盤の「プレデター」オマージュなどファンへの目配せがチラつくが、そんなことよりも宣伝文句にもある"かつて宇宙は安全だった"を感じられる絶望感を見せて欲しかった。
まだシーズン1ということだが、個人的には昔フィギュア化ではあった動物をモチーフにしたエイリアンなど、地球ならではの進化を遂げたエイリアンのビジュアルが観れるといいなぁー。「猿の惑星」的にエイリアンに侵略された地球に戻ってきた宇宙船のクルーを主人公にした話など、色々妄想をしました。
シーズン1全6話完走。
物語としてはまだ途中だがこれほど面白い🎦エイリアンシリーズは初めてかも。今までのシリーズはエイリアンのキャラが立ちすぎていて、なかなかシリーズでも新しさを出し切れてなかったキライがあったが、このシリーズはDisneyが持つ豊富なキャラを駆使しそれと融合することで、エイリアンを主役から狂言回しの役へと昇華している。今後がとても楽しみのシリーズでまだ見て無い方には、今まだ6話と総量的にも見やすい量で落ち着いているので見るならこのタイミングをお薦めしたい。今後の続編が楽しみである。
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