愛のあとにくるもののドラマレビュー・感想・評価
辻仁成ワールド
なんだか自分的に韓国ドラマ停滞期に入っており、病気だとかそういうのがないリアルな作品を求めてた時だったので、ぱちっとはまりました。
想像ではもっとしんみりかな~と思っていたのですが、スタートはコミカル。しかし、やはり早くも2話目から雲行きあやしくなり、一気にシーンとした静けさが増してきました。笑
全6話のドラマで、辻仁成原作の映画「冷静と情熱のあいだ」と似た雰囲気(だと思う。映画観てない)の、ちょっと長い映画を見ているようでした。でも「冷静と情熱のあいだ」を観たことがないのが功を奏して(?)、結末がどっちに転ぶのだろうと予想できなかったので、最後まで興味深くみることができました。
見知らぬ土地で孤独で寂しくて、頼る人が潤吾しかいないというホンの心細い気持ち、めっちゃわかる。潤吾にとっては負担だったり重かったり、ホンは自分の意志で日本に来たんだから自立すべき、という意見もあるかと思いますが、潤吾はホンの居場所を日本にしている大きな要因のひとつなのだから、もっと心に寄り添ってあげるべきだったと思います。
生活がかかってるという潤吾の気持ちも分かるけど…連絡ひとつは絶対にできるし、結婚式に無断欠席はホンに対してというより、大人としていかがかと。
でもお互いに若かったからこそ。タイミングって、色々とありますよね。
唯一ずーっと違和感あったのは、潤吾→ユノ、ホン→紅(ベニ)と呼ぶこと。笑
わかるんだけど、なんか…そのままの名前でよくない?と思ってしまってました。特に潤吾がお父さんにホンを紹介するとき。「こちらは紅」って。ホンでいいでしょ。
と、心がざわざわすることも多々ありましたが、坂口健太郎くんかっこいいし、イ・セヨンちゃんのカタコト日本語も可愛いし、感情移入や共感ができる作品だったかと思います。
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