ストレンジャー・シングス 未知の世界のドラマレビュー・感想・評価
何周でも楽しめる80年代ノスタルジーの傑作
何周したかわからないほど繰り返し視聴しているほど大好きなシリーズです。シーズンごとに雰囲気や物語の厚みが増していくのが魅力で、どこから振り返っても心を掴まれます。
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🔹 シーズン1
ホーキンスの小さな町でウィルが失踪し、入れ替わるように現れた謎の少女イレブン。彼女の超能力と少年たちの友情が重なり合って物語が動き出す導入は、まさに衝撃的でした。スティーブがまだ“嫌な奴”だった時期も含めて、登場人物たちの成長の芽を感じられるシーズンです。80年代ホラーやSF映画へのオマージュが随所にあり、観ているだけでタイムスリップしたような気持ちになりました。
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🔹 シーズン2
失踪から戻ったウィルがなおも裏側の世界(アップサイドダウン)の影響に苦しみ、仲間たちがそれを支える姿が印象的でした。ホラー色がより強まりつつも、友情と絆の物語が中心にあるため、緊張感と温かさのバランスが秀逸。イレブンの過去や孤独に触れるエピソードも胸に残ります。キャラクターの背景が一層深まり、物語世界にどんどん没入していきました。
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🔹 シーズン3
一番楽しく、ポップな雰囲気をまといつつも、裏では恐怖と陰謀が渦巻いていたシーズン。特にハイライトはダスティンとスージーの「Never Ending Story」のデュエット。シリアスな局面に突然差し込まれる笑いと可愛らしさのギャップが最高でした。そして、ダスティンとスティーブの名コンビが本格的に確立したのもここから。二人の掛け合いはシリーズを象徴するほど魅力的で、観るたびに癖になります。
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🔹 シーズン4
これまでで最も重厚で感情を揺さぶられるシーズンでした。マックスが音楽によって死の運命から逃れるシーンは胸を締め付けられる名場面。さらに、ホッパーがソ連の刑務所に囚われていた事実が明らかになり、ジョイスとマレーによる命懸けの救出劇は熱くて泣ける展開でした。キャラクターたちの心の傷や恐怖が丁寧に描かれ、物語が一層ダークで壮大な方向へ進んでいくのを実感しました。
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💡 推しキャラクター
一番好きなのはやはりダスティンとスティーブ。二人のコンビはユーモアと友情の塊で、シリーズを観続ける大きな理由のひとつです。
そして個人的にはジョナサンも好きなので、兄としても彼氏としても、シーズン5でさらに頼りになる姿を見せてくれることを期待しています。スティーブが“嫌な奴”から“良い奴”へ成長していった分、どうしても比較してしまう部分はありますが…頑張れお兄ちゃん!
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🌟 総評
1980年代カルチャーが散りばめられ、ホラー・SF・青春ドラマが絶妙に融合した唯一無二の傑作。群像劇としても完成度が高く、それぞれのキャラクターに愛着が湧き、何度観ても新しい発見があります。
シーズン5に向けて、私も準備を整えていきます!
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