高い城の男のドラマレビュー・感想・評価

原作を好きで何度か読んだことがあるから「展開が結構違う！」と最初は驚きハラハラしながら見ていた。

後半は抗う事には犠牲が付きまとうそれでも立ち向かうレジスタンスたちに帝国のために忠誠を誓う軍人たち（でも家族思い）こういう登場人物たちに感情移入して結構考えさせられた。

登場人物たちも魅力があるけれど、日本やドイツに統治されていたアメリカでやがて黒人たちの共産ゲリラが現れると日本の王妃が「相手と対話し撤退する方が良い」としやがて日本が撤退し、ドイツ側の総指揮官が死亡すると空襲を停止し、これはベトナム戦争に対するアメリカの失敗を批判しているのかなと感じた。

１話がだいたい１時間で４０話もある長い作品だけれどじっくりと世界観、そして登場人物を描写し面白かったです！