全米映画ランキング : 2012年11月9日~2012年11月11日

全米映画ランキング:2012年11月12日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2012年11月9日~2012年11月11日
(金額・順位は確定前のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 007 スカイフォール 1 87,800,000 90,000,000
2 1 シュガー・ラッシュ

Wreck-It Ralph
「シュガー・ラッシュ」

Walt Disney
(ディズニー)

2 33,056,000 93,690,000
3 2 フライト

Flight
「フライト」

Paramount
(パラマウント)

2 15,100,000 47,770,000
4 3 アルゴ

Argo
「アルゴ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 6,745,000 85,711,000
5 5 96時間 リベンジ

Taken 2
「96時間 リベンジ」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

6 4,000,000 131,287,171
6 9 闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ 5 2,550,000 39,061,000
7 6 クラウド アトラス

Cloud Atlas
「クラウド アトラス」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 2,525,000 22,712,000
8 11 ピッチ・パーフェクト

Pitch Perfect
「ピッチ・パーフェクト」

Universal
(武蔵野エンタテインメント)

7 2,503,800 59,030,443
9 4 アイアン・フィスト 2 2,489,760 12,718,085
10 7 モンスター・ホテル

Hotel Transylvania
「モンスター・ホテル」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

7 2,350,000 140,904,000

「007 スカイフォール」がシリーズ新記録で首位デビュー

先週末の全米ボックスオフィスは、生誕50周年を迎えた007シリーズの最新作「007 スカイフォール」がオープニング興収約8800万ドルを叩きだし、シリーズ新記録で首位デビューを果たした。

このオープニングは、「アベンジャーズ」(5月/約2億700万ドル)、「ダークナイト ライジング」(7月/約1億6000万ドル)、「ハンガー・ゲーム」(3月/約1億5200万ドル)に次ぐ、今年4位の成績。また、「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」(02年/約7300万ドル)、「ボーン・アルティメイタム」(07年/約6900万ドル)、「007 慰めの報酬」(08年/約6700万ドル)や、「M:I-2」(00年/約5780万ドル)をあっさりと抜き去り、スパイ映画の中でも最高のオープニング興収を記録した。

「007 カジノ・ロワイヤル(2006)」、「007 慰めの報酬」(08)に続き、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドに扮したシリーズ第23作は、犯罪組織に潜入中のNATO工作員リストの奪回に奔走するボンドの前に、上司Mに恨みを抱く元MI6工作員シルバが立ち塞がるというストーリー。製作陣が「ダークナイト」(08)に影響を受けたとあって、シリーズ史上最もシリアスでダークな内容となっており、多くの批評家から高い評価を受けている。

監督は「アメリカン・ビューティー」(99)でアカデミー賞を受賞したサム・メンデス。共演に、オスカー俳優のジュディ・デンチ(M)、ハビエル・バルデム(シルバ)のほか、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ、ベン・ウィショー、アルバート・フィニー。先週末の大ヒットにより全世界興収がはやくも5億ドルを突破した同作。50周年を祝うかのような大成功の興行となっている。

2位は前週首位の「シュガー・ラッシュ」。やはりピクサー銘柄よりは弱く、10日間の累計は約9300万ドル。最終興収は1億7000万ドルあたりか。3位「フライト」の10日間の累計は約4800万ドル。こちらの最終興収は8000万ドル近辺になりそう。

今週末は、このホリデーシーズンの目玉「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part2」のほか、監督スティーブン・スピルバーグ、主演ダニエル・デイ=ルイスの強力タッグによる伝記ドラマ「リンカーン」が拡大公開となる。

2012年11月12日更新 藤井竜太朗

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