全米映画ランキング : 2008年11月14日~2008年11月16日

全米映画ランキング:2008年11月17日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2008年11月14日~2008年11月16日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 007 慰めの報酬

Quantum of Solace
「007 慰めの報酬」

Columbia/MGM
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 70,400,000 70,400,000
2 1 マダガスカル2

Madagascar: Escape 2 Africa
「マダガスカル2」

Dreamworks/Paramount
(パラマウント)

2 36,100,000 118,000,000
3 2 ぼくたちの奉仕活動 2 11,700,000 38,100,000
4 3 ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー 4 5,900,000 84,400,000
5 4 チェンジリング

Changeling
「チェンジリング」

Universal
(東宝東和)

4 4,200,000 27,600,000
6 5 恋するポルノ・グラフィティ 3 3,200,000 26,500,000
7 6 ソウルメン 2 2,400,000 9,400,000
8 9 リリィ、はちみつ色の秘密

The Secret Life of Bees
「リリィ、はちみつ色の秘密」

Fox Searchlight
(20世紀フォックス映画)

5 2,400,000 33,700,000
9 7 ソウ5

Saw V
「ソウ5」

LionsGate
(アスミック・エース)

4 1,800,000 55,400,000
10 8 モリー・ハートレイ 血塗られた制服女子高生 3 1,600,000 12,700,000

「007/慰めの報酬」がシリーズ歴代最高のオープニング興収で首位デビュー

今週の全米ボックスオフィスは、ヨーロッパではすでに公開され大ヒットを記録しているダニエル・クレイグ主演の「007/慰めの報酬」がシリーズ歴代最高のオープニング興収となる約7040万ドルを稼ぎ出し、見事首位デビューを飾った。同作は前作「カジノ・ロワイヤル」(06)に続くクレイグ(=ジェームズ・ボンド)主演の第2弾で、トータルでは22作目にあたる長寿シリーズの最新作。「カジノ・ロワイヤル」の高評価とクレイグの人気が期待を煽り、前作のオープニング興収(約4080万ドル)を約3000万ドルも上回るロケットスタートとなった。今回は前作のエンディングから1時間後に始まり、愛した女ベスパーを失ったボンドの復讐の旅がひたすら描かれるという内容で、これまで以上にアクションを強調した作品となっている。共演は、敵役に「潜水服は蝶の夢を見る」「キングス&クイーン」のマチュー・アマルリック、ボンドガールに「ヒットマン」(07)のオルガ・キュリレンコ、そしてレギュラーのジュディ・デンチ(=M)、ジェフリー・ライト(=フェリックス・ライター)ら。監督は「チョコレート」「君のためなら千回でも」のマーク・フォースター。レビューは「カジノ・ロワイヤル」ほどの高評価ではないものの、興行成績には影響しないと見られており、前作の最終興収約1億6700万ドルを上回る2億ドル突破を目指す。2位「マダガスカル2」は今週も約3600万ドルを稼ぎ、軽々と1億ドルを突破。こちらも前作では果たせなかった2億ドル突破を目指す。来週はディズニーの新作アニメ「Bolt」、「ロード・オブ・ドッグタウン」のキャサリン・ハードウィック監督の新作「Twilight」が公開となる。

2008年11月17日更新 藤井竜太朗

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