全米映画ランキング : 2005年12月9日~2005年12月11日

全米映画ランキング:2005年12月13日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2005年12月9日~2005年12月11日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

The Chronicles of Narnia: The Lion, The Witch and The Wardrobe
「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」

Walt Disney
(ブエナビスタ)

3,616 1 65,556,312 65,556,312
2 19

Syriana
「シリアナ」

Warner Bros.
(ワーナー)

1,752 3 11,737,143 13,236,572
3 1

Harry Potter and the Goblet of Fire
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

Warner Bros.
(ワーナー)

3,728 4 10,265,443 244,069,305
4 3

Walk the Line
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」

20th Century Fox/Sony Pictures
(フォックス)

3,034 4 5,738,176 76,991,362
5 4

Yours, Mine & Ours

MGM/Paramount

3,210 3 5,051,879 40,819,218
6 2

Aeon Flux
「イーオン・フラックス」

Paramount
(ギャガ)

2,608 2 4,561,619 20,218,288
7 5

Just Friends

New Line Cinema

2,464 3 3,808,637 26,372,794
8 8

Pride and Prejudice
「プライドと偏見」

Focus
(UIP)

1,335 5 2,579,523 26,473,313
9 7

Chicken Little
「チキン・リトル」

Walt Disney
(ブエナビスタ)

2,326 6 2,306,627 127,280,176
10 6

Rent
「レント」

Sony Pictures
(ブエナビスタ)

1,971 3 2,004,157 26,915,863

「ナルニア国物語」が首位。「シリアナ」が2位浮上

公開前から話題沸騰のこの冬の2大作の1つ「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」が「キング・コング」の公開に先立ち、9日に公開され、3日間で約6560万ドルを稼ぎ出した。これは「スター・ウォーズ エピソード3」「ハリポタ/炎のゴブレット」に次ぐ今年3番目のオープニング成績。動物が話すファンタジーの世界を見つけた4人のイギリス人の子供たちが、悪を打倒するために善を助けるというC・S・ルイス原作のファンタジー小説を「シュレック2」のアンドリュー・アダムソン監督が製作費1億5000万ドルをかけて映画化した超大作。ディズニーとしても「Mr.インクレディブル」「ファインディング・ニモ」に次ぐ歴代3位のオープニング成績となっている。2位は、先週19位から拡大公開で一気に数字を伸ばしたジョージ・クルーニー主演の社会派サスペンス「シリアナ」。中東に長年駐留していたCIAエージェントによる米政府と石油業界の癒着を綴った回顧録を「トラフィック」の脚本家スティーブン・ギャガンがメガホンを取り映画化。マット・デイモン、ジェフリー・ラッシュ、クリス・クーパー、クリストファー・プラマー、アマンダ・ピートなどの超豪華キャストも話題で、反ブッシュを強力に打ち出した作風も批評家から絶賛されている。今後の賞レースでも注目の1作だ。

2005年12月13日更新 藤井竜太郎

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