全米映画ランキング : 2002年8月30日~2002年9月2日

全米映画ランキング:2002年9月3日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2002年8月30日~2002年9月2日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1

Signs
「サイン」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

3,437 5 16,000,000 194,500,000
2 4

My Big Fat Greek Wedding

IFC Films

1,619 20 13,500,000 81,200,000
3 2

XXX
「トリプルX」

Sony
(東宝東和)

3,536 4 12,300,000 123,000,000
4 3

Spy Kids 2: The Island of Lost Dreams
「スパイキッズ2/失われた夢の島」

Miramax
(アスミック)

3,250 4 7,700,000 69,500,000
5

Fear Dot Com
「フィアー・ドット・コム」

Warner Bros.
(ギャガ・ヒューマックス)

2,550 1 6,500,000 6,500,000
6 7

Austin Powers in Goldmember
「オースティン・パワーズ/ゴールドメンバー」

New Line
(ギャガ・ヒューマックス)

2,506 6 6,400,000 202,800,000
7 5

Blue Crush
「ブルー・クラッシュ」

Universal
(ギャガ・ヒューマックス)

2,825 3 5,500,000 34,600,000
8 6

Serving Sara
「サービング・サラ」

Paramount
(ヘラルド)

2,174 2 4,200,000 11,800,000
9 13

The Good Girl

Fox Searchlight

667 4 3,400,000 7,000,000
10 24

One Hour Photo
「ストーカー」

Fox Searchlight
(フォックス)

163 2 3,000,000 3,500,000

「サイン」が今週も首位。「Greek Wedding」が2位まで浮上

レイバー・デイ(労働者の日)の週末。ハリウッドでは、この、いわゆる夏休み最後の週末に、大作の封切りを行う映画会社はあまりないのが慣習。そして今回の全米ランキングは、シャマラン監督の「サイン」が1位に居座る結果になった。今週中に興収2億ドルを突破する。驚くなかれ、2位には「My Big Fat Greek Wedding」が上りつめてきた。ノー・スター、ロー・バジェット(製作費は500万ドル程度)の本作が封切られたのは、今年の4月21日。オープニングの週末、108スクリーンでおよそ60万ドルを売り上げた「Greek Wedding」は、4カ月を経た今、1619スクリーンから1350万ドル(この週末4日間)を稼ぎ出すまでに至っている。ところでこの作品、確かにキャストは無名揃いだが、スタッフに思わぬ人物の名前が。それは、プロデューサーとしてクレジットされたトム・ハンクスとリタ・ウィルソン夫妻で、何とリタ・ウィルソンの母親はギリシャ人なんだとか。とはいえ、夫妻がこの作品の製作にどの程度関わったのかは、現時点では詳しく分からない。とまれ、ここまで来たら興収1億ドルは間違いのないところ。なお、5位には「TATARI」の監督ウィリアム・マローンによるサイバー・オカルト・ホラーが初登場。呪いのビデオテープならぬ、呪いのウェブサイトにまつわるお話。

2002年9月3日更新 藤井竜太郎

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