外山光男 : ウィキペディア(Wikipedia)
外山 光男(とやま みつお、1982年 - )は、日本の映像作家。
来歴
福岡県出身。2004年に東放学園映画専門学校デジタル映画科を卒業し、フリーランスの映像作家として活動を開始する。
2005年、『ぼくらの風』でデジスタ・アウォードの映像部門グランプリを受賞し、注目を浴びる。その後、NHKで放送された『星新一ショートショート』で「さまよう犬」と「災難」の制作を手がけるなど、デジタルアート界で高い評価を受け、次の世代を担う若手映像作家の1人と目されるようになる。
加えて、2008年2月1日に自身初となる絵本『むずかしい夜』を発売するなど、映像以外の分野でも活躍の場を広げている。
作風
オリジナルのアニメーション制作をメインに活動している。
作画では水彩絵具や色鉛筆を使用しており、やわらかなタッチが特徴である。加えてピアノやアコーディオン、ウクレレなどの楽器を使用して奏でる自作の音楽や、分かりそうで分からない外山独自の言葉によって、宮沢賢治を思わせる幻想的な世界を作り出している。
外山は自身の作品について、フランスやスペインのインディーズ映画から影響を受けていると発言している。
作品
オリジナルアニメーション
- ガラクタ・キネマ
- 煙突サンタクロース - クリスマスデジタルアートグランプリ2004 関東経済産業局長賞
- ぼくらの風 - デジスタ・アウォード2005 映像部門グランプリ
- 冬灯童話
- 真夜中ブック
- 赤の話
- trot - イメージフォーラムフェスティバル2006 入選、バンクーバー国際映画祭招待上映
- 星会 - NHK『デジタル・スタジアム』ベストセレクション2006選出
- 珈琲の晩
- my copernicus
- ジョン
- Snow lesson
- 幽廊
- 金星の夢
- 遠い散歩
映像制作
- 『デジタル・スタジアム』(NHK) - オープニングアニメーション(2006年)
- ムーンライダーズ『Cool Dynamo,Right on』 - PV(2007年)
- 『みんな生きている』(NHK) - オープニングアニメーション(2007年)
- 『星新一ショートショート』(NHK) - 『さまよう犬』『災難』アニメーション(2008年)
- 『ベビスマ』(フジテレビ) - ブリッジ(2010年)
- Serph「luck」 - PV(2011年)
- 『シャキーン!』(NHK) - 『長さクイズ』(2011年)
- NHK みんなのうた「ヨルガオ」 - アニメーション(2019年)
DVD
- 珈琲の晩(noble、2012年3月9日)
- 『星会』『ぼくらの風』『金星の夢』『my copernicus』『trot』『珈琲の晩』『遠い散歩』の7編のアニメーションを収録
絵本
- むずかしい夜(編集工房くう、2008年2月1日発売)
- 絵本 星新一ショートショート(角川書店、2009年12月24日発売)
- 「災難」にて参加
出典
外部リング
- lesson my - ブログ
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/17 08:45 UTC (変更履歴)
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