藤森雅也 : ウィキペディア(Wikipedia)

藤森 雅也(ふじもり まさや、1964年 - )は、日本の男性アニメーター、キャラクターデザイナー、アニメ演出家、アニメ監督。亜細亜堂所属。

来歴・人物

大阪芸術大学映像科を卒業後、1987年に亜細亜堂へ入社。同期には湯浅政明佐藤竜雄などがいる。

アニメーターとして作画監督や原画を担当するだけでなく、演出家としても活躍しており、『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』(2002年)では劇中のレースシーン絵コンテを担当して迫力あるシーンを作り上げ、『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』(2004年)では、クライマックスパートの絵コンテ・演出・作画監督を単独で担当している。『おまえうまそうだな』(2010年)で劇場映画の初監督を務めた。

アクションも好きで、『劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』(2012年)で監督を務めた際に、「アクションが本当に好きで、自分の映画を作るときは、本来アクションが必要ないものでも1シーンでもいいからアクションシーンを作ってやろうと思っちゃいます」と述べている映画『劇場版 FAIRY TAIL -鳳凰の巫女-』 監督 藤森雅也さん -■ とにかくアクションははずせない。

また、自身の手がけた作品について語る場面では『絶対少年』(2005年)を挙げており、「自分が手掛けた作品の中でも特に思い出深いのものは『絶対少年』という作品で、オープニングが完成した時はすごく手応えを感じたので、自分の中でつくった中では一番のフィルムです。」と話している映画『劇場版 FAIRY TAIL -鳳凰の巫女-』 監督 藤森雅也さん -■ 他のアニメと違って“視点”が変わっていた。

藤森の作る作品については周辺の人物も高く評価しており、『忍たま乱太郎』第16期-第19期のOPでは、アニメーションプロデューサーの松山竜一郎が「前のOP(16期~)は藤森(雅也)くんが10年流せるものを作るって意気込みで作った物なんですよ。それくらい力を入れたものだったので、おかげさまで評判も良かったんですが次のハードルがやたらと高くなってしまいました。」と述べている忍たま乱太郎アニメーションブック 忍たま忍法帖とくもり!"「別冊レイアウト・原画集」の裏方よもやまスペシャル。

主な参加作品

テレビアニメ

劇場アニメ

OVA

  • アニメ落語館(作画)
  • Spirit of Wonder チャイナさんの憂鬱(原画)
  • Spirit of Wonder チャイナさん短編集(監督・脚本・絵コンテ・キャラクターデザイン・作画監督)
  • がきデカ(1989年、原画)
  • 秘境探検ファム&イーリー(1995年、原画)
  • ガラスの仮面 千の仮面を持つ少女(1998-1999年、作画監督)
  • ヨコハマ買い出し紀行 -Quiet Country Cafe-(2002年-2003年、場面設計・原画)
  • ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて(2002年-2004年、原画)

関連項目

  • 亜細亜堂
  • アニメ関係者一覧

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/02/23 14:12 UTC (変更履歴
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