古澤健 : ウィキペディア(Wikipedia)

古澤 健(ふるさわ たけし、1972年10月22日 - )は、日本の映画監督、脚本家。東京都出身。

来歴・人物

中学生の時に観た『悪魔のいけにえ2』に影響を受け、高校生の時から8ミリ映画を撮りはじめ、早稲田大学では稲門シナリオ研究会に所属する。

1997年、「home sweet movie」で、ぴあフィルムフェスティバルに入選し、PFFアワード1997 WOWOW賞(脚本賞)を受賞。同年、映画美学校に第1期生として入学。黒沢清、高橋洋、塩田明彦らに学ぶ。

1998年、16ミリ映画『怯える』が仏クレルモンフェラン国際短編映画祭の招待作品となる。

『大いなる幻影』(1999年)、『回路』(2000年)などで演出助手を務め、2001年に『超極道』で脚本家デビュー。そして2004年の『ロスト★マイウェイ』で監督デビューした。

2020年4月に発表されたピンク映画ベストテンで桃熊・脚本賞を受賞。

2013年現在、母校である映画美学校で授業も担当している。

フィルモグラフィ

監督

監督以外も担当している場合は合わせて併記する。

  • 怯える(1998年) - 仏クレルモンフェラン国際短編映画祭招待作品
  • ロスト★マイウェイ(2004年)
  • オトシモノ(2006年) - 兼脚本
  • 893239(2006年)
  • 恋する日曜日 (サードシリーズ)(2007年)
  • 古澤健のMっぽいの、好き。(2008年)
  • トワイライトシンドローム デッドクルーズ(2008年) - 兼脚本
  • 青春H「making of LOVE」(2010年) - 兼脚本・原案・出演・編集
  • アベックパンチ(2011年) - 兼脚本
  • コラボ・モンスターズ!!(2011年)
  • アナザー Another(2011年) - 兼脚本
  • 今日、恋をはじめます(2012年)
  • ルームメイト(2013年) - 兼脚本
  • クローバー(2014年)
  • ReLIFE(2017年)
  • 恋と嘘(2017年)
  • 一礼して、キス(2017年)
  • 青夏 きみに恋した30日(2018年)
  • 走れ!T校バスケット部(2018年)
  • たわわな気持ち 全部やっちゃおう(2019年7月12日) - 兼脚本、俳優としても出演
    • たわわな気持ち(2019年8月26日)一般公開編集版
  • 怪談回春荘 こんな私に入居して(2020年8月7日、オーピー映画)- 兼脚本
    • キラーテナント(2020年10月27日)一般公開編集版
  • たわわなときめき(2020年、オーピー映画)- 兼脚本
  • いずれあなたが知る話(2023年予定)
  • 見たものの記録(2023年予定)

脚本

  • 超極道(2001年)
  • ドッペルゲンガー(2002年)
  • こっくりさん 日本版(2005年)
  • 隣之怪 参談 「ツイテナイ」(2007年)
  • 華鬼 三部作〜華鬼×神無編(2009年)
  • 華鬼 三部作〜麗二×もえぎ編(2009年)
  • 華鬼 三部作〜響×桃子編(2009年)
  • ゾンからのメッセージ(2018年)

演出助手

  • 大いなる幻影 Barren Illusion(1999年)
  • 回路(1999年)

テレビドラマ

監督

  • このミステリーがすごい! ベストセラー作家からの挑戦状「ダイヤモンドダスト」(2014年12月29日、TBS)
  • 37.5℃の涙(2015年、TBS)
  • メガバンク最終決戦(2016年、WOWOW)
  • 朝が来る(2016年、東海テレビ・フジテレビ)
  • お茶にごす。(2021年、テレビ東京)
  • 鉄オタ道子、2万キロ(2022年、テレビ東京)

受賞歴

  • 1997年
    • PFFアワード脚本賞(『home sweet movie』)
    • ぴあフィルムフェスティバル脚本賞(『home sweet movie』)

関連項目

  • [[:Category:古澤健の監督映画]]

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/06 23:43 UTC (変更履歴
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