坂東三津五郎 : ウィキペディア(Wikipedia)

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坂東三津五郎 の Wikipedia

十代目 坂東 三津五郎(じゅうだいめ ばんどう みつごろう、昭和31年(1956年)1月23日 - )は、日本の俳優、歌舞伎役者。前名の五代目坂東八十助(ごだいめ ばんどう やそすけ)でも知られる。本名は守田寿(もりた ひさし)。屋号は大和屋。定紋は[[:Image:Mitsu Dai.svg|三ツ大]]、替紋は花かつみ。

青山学院大学文学部中退。

長男に二代目坂東巳之助、長女に女優の守田菜生、また従妹(母の妹の子)に女優の池上季実子がいる。

来歴・人物

守田家は江戸三座のうち守田座座元の家系で、かつては代々この座元の名跡である守田勘弥を襲名していた名家である。

その守田家の博識で知られた八代目坂東三津五郎の長女・喜子を母に、婿養子・四代目坂東八十助(後の九代目坂東三津五郎)を父に、守田寿は生まれた。守田家では74年ぶりに授かった男児だったので「寿」(ひさし)と命名されたという。

近年では十一代目市川海老蔵襲名披露興行において、白血病を発症した十二代目市川團十郎の代役として出演する活躍を見せた。

略歴

  • 1956年1月23日 東京都中央区に生まれる。
  • 1962年9月 歌舞伎座『黎明鞍馬山』(れいめい くらまやま)の牛若丸で初舞台、五代目坂東八十助を襲名。
  • 1999年 父の九代目三津五郎が死去。
  • 2001年1月 歌舞伎座『壽曾我対面』(ことぶき そがの たいめん)の曾我五郎、『六歌仙容彩(喜撰)』(ろっかせん すがたの いろどり、通称:きせん)の喜撰法師で十代目坂東三津五郎を襲名。
  • 2006年 日本芸術院賞 受賞。
  • 2009年 紫綬褒章 受章。第30回松尾芸能賞大賞 受賞。

主な出演

当たり役

  • 倭仮名在業系図(蘭平物狂)(やまとかな ありわら けいず、通称:らんぺい ものぐるい) - 奴蘭平
  • 新皿屋舗月雨暈(魚屋宗五郎)(しんさらやしき つきの あまがさ、通称:さかなや そうごろう) - 宗五郎
  • 勧進帳 - 弁慶

近代劇

  • 近松心中物語(蜷川幸雄演出、1995〜99年)
  • 砂利(劇団ダンダンブエノ、2007年)

テレビ

  • 快傑黒頭巾(1976年、NHK少年ドラマシリーズ) - 天命堂・黒頭巾
  • おていちゃん(1978年、NHK連続テレビ小説) - 大沢幸太郎
  • 風の隼人(1979年 - 1980年、NHK大河ドラマ) - 百城月丸
  • 水戸黄門 第14部 第37話「野望を断った天下の名刀・高松」(1987年、TBS・C.A.L) - 高松藩主・松平頼常
  • 武田信玄(1988年、NHK大河ドラマ) - 諏訪頼重
  • 鬼平犯科帳 第8話「さむらい松五郎」(1989年、フジテレビ系) - 同心・山口平吉、さむらい松五郎(二役)
  • ワーズワースの庭で(1993年 - 1994年、フジテレビ系)
  • ワーズワースの冒険(1994年 - 1997年、フジテレビ系)
  • 警部補・古畑任三郎 第5話「汚れた王将」(1994年5月11日、フジテレビ系) - 米沢八段
  • 徳川慶喜(1998年、NHK大河ドラマ) - 勝海舟
  • 月曜ミステリー劇場「湯の町コンサルタントシリーズ」(2002年、TBS系)
  • 功名が辻(2006年、NHK大河ドラマ) - 明智光秀
  • 世界の街道をゆく(2009年 - 、テレビ朝日) - ナレーション

映画

  • 利休(1989年、石田三成 役)
  • 写楽(1995年、松平定信 役)
  • 阿修羅のごとく(2003年、枡川貞治 役)
  • 武士の一分(2006年、島田藤弥 役)
  • 母べえ(2008年、野上滋 役)

エピソード

  • 私生活では二度の結婚・離婚を経て現在独身。
    • 初婚は1983年に元宝塚歌劇団で雪組・花組で男役準トップスターを務めた寿ひずるを迎え菜生を含む女児ふたりと、二代目巳之助を授かるが後に離婚した(当時、三津五郎の実家の家族らと寿との結婚以来の諸々の確執や、近藤サトほか三津五郎に複数の女性関係等の噂などが取沙汰された)。また三人の子の親権は三津五郎が、養育権は寿がもったエピソードもあるがこれは寿が離婚で子の姓が変わるといじめなど不利益にならないかという心配や、寿が若くして実父と死別(宝塚在団中)したつらい経験から子を手放したくない旨三津五郎に申し入れていたといわれる。
    • 寿と離婚成立後近藤サトと1998年に再婚したが、2000年に離婚。近藤との間には子はない。
  • 生まれは日本橋小伝馬町だが、育ちは青山で、少年時代は近所の根津美術館や青山の都電車庫(現在その跡地にこどもの城が建っている)などでよく遊んでいたと自著で記している。
  • また、同い年で幼馴染の十八代目中村勘三郎との交友ぶりはよく知られ、勘三郎の企画に名を連ねることが多い。
  • 自他共に認める大の城郭建築好きで知られ、三津五郎も「日本国内で行ったことのない城は、ひとつかふたつだけ」とコメントしているほどである。(『NHK大河ドラマ・ストーリー功名が辻 前編』NHK出版、2006年 101ページより)
  • 中学生の時、遠戚がいる熊本市に一週間泊まったときに食べたこむらさきラーメンに感銘を受け熊本ラーメンがお気に入りの一つとのこと。(こむらさきホームページより)

著書

  • 粋にいなせに三津五郎(ぴあ、2005年)
  • 坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ(岩波書店、2008年)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2009/11/11 10:46 UTC (変更履歴
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