バージェス・メレディス(本名:Oliver Burgess Meredith、1908年11月6日-1997年9月9日)は、アメリカ合衆国の俳優である。多彩な人物で2度アカデミー賞にノミネートされた。代表作は映画『ロッキー』シリーズ(トレーナー、ミッキー・ゴールドミル)と、テレビドラマシリーズ『バットマン』(ペンギン)。 最近のファンは、メレディスを映画『ラブリー・オールドメン』と『ラブリー・オールドメン/釣り大将LOVE LOVE日記』に出てくる"Grandpa Gustavson"(ジャック・レモンの祖父役)として回想している。
経歴・生涯
メレディスはオハイオ州クリーブランドで、カナダ人の血を引く父ウィリアム・ジョージ・メレディスと、母アイダ・ベス(旧姓バージェス)の間に生まれた。 Hoosac Schoolを卒業後、1931年にクラスの一員としてアマースト大学に入学。1833年、ニューヨークの劇場会社Eva Le Gallienneの社員になる。 ジョン・スタインベック原作、1939年公開の映画『廿日鼠と人間』におけるジョージや、1945年公開の『G・I・ジョウ』におけるアーニー・パイル通信兵などといった役で人気を博した。後者を原作としたコミック・ストリップは後にアクションフィギュアを生み出すほどの人気を出し、1987年にはこのアクションフィギュアを元にしたアニメ映画『G.I. Joe: The Movie』が公開され、メレディスは悪役Golobulusの声を当てた。 また、1940年代には、当時彼の妻だったポーレット・ゴダードと競演した『セカンド・コーラス』(1940)、『The Diary of a Chambermaid』(1946)、『我が道は楽し』(1948)の3本を含む多くの映画に出演した。
その一方で、第2次世界大戦の間はアメリカ空軍に従軍し、大尉まで昇進した。戦後、非米活動委員会による共産主義者狩りの影響がハリウッドの映画業界にまで及び、1950年代の間メレディスの名がハリウッド・ブラックリストに載ってしまった。
それから約10年後、メレディスはテレビドラマシリーズ『バットマン』のペンギンの役で知られるようになった。彼のキャラクターは人気が出たため、メレディスが可能な時にはペンギンが登場するようにされた。また、ペンギンの総登場回数他の悪役より多かった。なお、バットマンが初めて実写映画になったときもペンギンを演じた。
また、オットー・プレミンジャーは自身の監督作品である『野望の系列』(1962)、『危険な道』(1965)、『夕陽よ急げ』(1967)、『Skidoo』(1968)、『男と女のあいだ』(1971)にメレディスを出演させるほど彼を気に入っていた。(なお、プレミンジャーもメレディスもバットマンで悪役を演出した。)
メレディスはレイ・ハリーハウゼンの最後のストップ・モーション映画である『タイタンの戦い』(1981)に脇役で出演した。 また、『ロッキー』シリーズでは主人公ロッキー(シルヴェスター・スタローン)のトレーナー、ミッキー・ゴールドミルを好演し、人気を博した。トレーナーは『ロッキー3』で死亡するものの、『ロッキー5』(1990)では、一瞬だが出演した。Lee Majorsと競演した1981年の映画『The Last Chase』では朝鮮戦争時代の古参兵キャプテン・J・G・ウィリアムズを演じた。トワイライト・ゾーンとは長いこと親しみがあったため、この作品を基にした映画ではナレーターを担当した。この他には『ファール・プレイ』でゴールディ・ホーンの主人役を演じた。
『イナゴの日』(1975)と『ロッキー』(1976)で、アカデミー助演男優賞に2度ノミネートされた。
晩年は『ラブリー・オールドメン』(1993)とその続編『Grumpier Old Men』(1995)で、ジャック・レモンが演じたキャラクターの祖父役を務めた。
1956年(昭和31年)7月に映画『東京特ダネ部隊』の日本ロケと1962年(昭和37年)1月に来日している。
監督業
メレディスはアーヴィング・アレン制作チャールズ・ロートン主演の映画『The Man on the Eiffel Tower』(1949)を監督。なお、この作品にはメレディス自身も脇役として出演した。
自伝出版
1994年、『So Far, So Good』というタイトルの自伝を出版した。この本の中で、メレディスは双極性障害の一種であるCyclothymiaのせいで激しい気分の変調に苦しめられてきたことを告白した。
死去
メレディスは1997年9月9日、アルツハイマー病とメラノーマでなくなった。88歳。映画産業における功績が認められ、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム6904に星が刻まれた。
出演作品
- 目撃者 Winterset (1936)-debut
- There Goes the Groom (1937)
- Spring Madness (1938)
- Idiot's Delight (1939)
- 廿日鼠と人間 Of Mice and Men (1939)
- Castle on the Hudson (1940)
- セカンド・コーラス Second Chorus (1940)
- 愛の鐘はキッスで鳴った Tom, Dick and (1941)
- 淑女超特急 That Uncertain Feeling (1941)
- Street of Chance (1942)
- G・I・ジョウ The Story of G.I. Joe (1945)
- A Walk in the Sun (1945)
- アメリカの恋人 Magnificent Doll (1946)
- The Diary of a Chambermaid (1946)
- 我が道は楽し On Our Merry Way (1948)
- Golden Arrow (1949)
- The Man on the Eiffel Tower (1950)
- 東京特ダネ部隊 Joe Butterfly (1957)
- Man on the Run (1958)
- 野望の系列 Advise and Consent (1962) - *キネマ旬報ベストテン第3位
- The Kidnappers (1964)
- テキサスの五人の仲間 A Big Hand for the Little Lady (1965)
- 危険な道 In Harm's Way (1965)
- 母の旅路 Madame X (1966)
- バットマン Batman (1966)
- 残酷の沼 Torture Garden (1967)
- Hurry Sundown (1967)
- Skidoo (1968)
- ステイ・アウェイ・ジョー Stay Away, Joe (1968)
- The Reivers (1969)
- マッケンナの黄金 Mackenna's Gold (1969)
- 大脱獄 There Was a Crooked Man... (1970)
- 男と女のあいだ Such Good Friends (1971)
- イナゴの日 The Day of the Locust (1975)
- ロッキー Rocky (1976) - *キネマ旬報ベストテン第1位
- 家 Burnt Offerings (1976)
- センチネル The Sentinel (1977)
- ファール・プレイ Foul Play (1978)
- マジック Magic (1978)
- ロッキー2 Rocky II (1979)
- タイタンの戦い Clash of the Titans (1981)
- 告白 True Confessions (1981)
- ロッキー3 Rocky III (1982)
- サンタクロース Santa Claus: The Movie (1985)
- ゴダールのリア王 King Lear (1987)
- G.I.ジョー ザ・ムービー G.I. Joe: The Movie (1987)
- ステート・オブ・グレース State of Grace (1990)
- ロッキー5 Rocky V (1990)
- ラブリー・オールドメン Grumpy Old Men (1993)
- Camp Nowhere (1994)
- ラブリー・オールドメン/釣り大将LOVE LOVE日記 Grumpier Old Men (1995)
- Tall Tale: The Unbelievable Adventures of Pecos Bill (1996 - )クレジットなし
テレビ出演
- バットマン Batman
- Search as V.C.R Cameron (1972-1973)
- Those Amazing Animals (StaffordとPriscilla Presleyとの共同司会)
- Faerie Tale Theatre: Thumbelina
- The Return of Captain Nemo (as Prof. Waldo Cunningham) - 1978
外部リンク
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