ジャン・グレミヨン : ウィキペディア(Wikipedia)

ジャン・グレミヨン(Jean Grémillon、1901年10月3日 バイユー - 1959年11月25日 パリ)は、フランスの映画監督、脚本家、作曲家である。

人物・来歴

1901年(明治34年)10月3日、カルヴァドス県バイユーに生まれる。

20代である1920年代からドキュメンタリー映画を手がけるようになり、1928年(昭和3年)、シャルル・デュラン主演『Maldone』で長篇劇映画デビューを果たした。

第二次世界大戦後、1947年(昭和22年)に開催された第2回カンヌ国際映画祭で審査員を務めた。

ジャン・コクトー、アンドレ・バザンらのシネクラブ「オブジェクティフ49」が主催した「呪われた映画祭」(1949年、ビアリッツ)の賛同者として知られ、ヌーヴェル・ヴァーグの映画作家たちに支持された。ルイ・ダカンやピエール・カストが助監督として師事した。

元高等映画学院教授。

1959年(昭和34年)11月25日、パリで死去した。満57歳没。

おもなフィルモグラフィ

監督作
  • Maldone : 1928年
  • 『燈台守』 Gardiens de phare : 1929年
  • 『父帰らず』 La Petite Lise : 1930年 - 脚本シャルル・スパーク ※同監督初のトーキー
  • 『愛慾』 Gueule d'amour : 1937年 - 脚本シャルル・スパーク
  • 『不思議なヴィクトル氏』 L'Étrange Monsieur Victor : 1938年 - 脚本アルベール・ヴァランタン、シャルル・スパーク、助監督ルイ・ダカン
  • 『曳き船』 REMORQUES: 1941年 - 脚本ジャック・プレヴェール、ロジェ・ヴェルセル、アンドレ・カイヤット
  • 『高原の情熱』 Lumière d'été : 1943年 - 脚本ジャック・プレヴェール、ピエール・ラロッシュ ※第一回「呪われた映画祭」上映作品
  • 『この空は君のもの』 Le Ciel est à vous : 1944年 - 脚本アルベール・ヴァランタン、台詞シャルル・スパーク
  • 『白い足』 Pattes blanches : 1949年 - 助監督ピエール・カスト ※ロカルノ映画祭特別賞受賞
  • 『ある女の恋』 L'Amour d'une femme : 1953年
  • André Masson et les quatre éléments : 1957年 - ※遺作、画家アンドレ・マッソンについての中篇ドキュメンタリー映画

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/12 04:23 UTC (変更履歴
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