八目迷 : ウィキペディア(Wikipedia)

八目 迷(はちもく めい、1994年 - )は、日本のライトノベル作家。日本SF作家クラブ会員。

経歴・人物

2019年、投稿作「僕がウラシマトンネルを抜ける時」が第13回小学館ライトノベル大賞にて「ガガガ賞」と「審査員特別賞」をダブル受賞し、同作を改題・改稿した『夏へのトンネル、さよならの出口』でデビューした。『このライトノベルがすごい!2022』新作部門では、『ミモザの告白』が第2位に選出。また、ラノベニュースオンラインが開催している「ラノベニュースオンラインアワード」2021年7月の投票アンケート結果では、「新作部門」「新作総合部門」「総合部門」に『ミモザの告白』が選出。

関西の郊外で育ち、現在も関西の港町に在住。中学校在学時より好きな漫画やゲームの二次創作を執筆する習慣があった。20歳のときに自身の作品を公募に出すことを決意。以来、本人曰くコンコルド効果が相まって4年近く執筆にのめり込む。映画『インターステラー』に登場する「ミラー博士の星」に影響を受け、投稿作品「僕がウラシマトンネルを抜ける時」を執筆した。

好きな作品として、『時をかける少女』『ほしのこえ』『七回死んだ男』『刻刻』など、時間が関係しているような作品を挙げている。またSCP財団のコミュニティサイトが好きだと述べており、一時期、読み耽っていた時期もあった。

作品リスト

単行本

  • 『夏へのトンネル、さよならの出口』(イラスト: くっか、2019年7月、ガガガ文庫、全1巻)
  • 『きのうの春で、君を待つ』(イラスト: くっか、2020年4月、ガガガ文庫、全1巻、)
  • 『ミモザの告白』(イラスト: くっか、2021年7月 - 、ガガガ文庫、既刊4巻)
  • 『琥珀の秋、0秒の旅』(イラスト: くっか、2022年8月、ガガガ文庫、全1巻、)
  • 『小説 葬送のフリーレン ~前奏~』(小学館〈少年サンデーコミックススペシャル〉、2024年4月17日発売、) - 漫画『葬送のフリーレン』のノベライズ作品。

アンソロジー収録

「」内が八目の作品。

  • 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 3 結衣side』(共著、2020年4月17日、ガガガ文庫、) 「猫と団地とランドセル」

雑誌掲載作品

エッセイ
  • 「ひみつのおやつ*ラムネ」 - 『紙魚の手帖』vol.06 AUGUST 2022(東京創元社、2022年8月)掲載

外部リンク

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