伊藤明日香 : ウィキペディア(Wikipedia)

伊藤 明日香(いとう あすか、1982年3月16日 - )は、将棋の女流棋士。2009年、引退。東京都渋谷区出身。伊藤果八段門下。日本将棋連盟所属。女流棋士番号は18(かつての番号は旧36)。

人物

  • 師匠の伊藤果は実父であり、将棋界初の父娘でのプロとなったが、7歳の時に将棋を教えてくれたのは父親ではなく母親であった。
  • その父であり師匠である伊藤果が出演するビデオ「将棋中級講座」では、アシスタントとして出演した。
  • 2005年に女流王将戦本戦入りを果たし、苦節10年にして女流1級に昇級した。これは長らく女流棋士の初昇級所要年数最長記録であった(現在の記録は坂東香菜子の12年6ヶ月ただし坂東は現役後半の6年間は休場しているので、実質6年6ヶ月しか活動していない。)。
  • 女流棋士会の役員を度々務めている(2005年6月 - 2007年5月、2008年5月 - 2009年3月、2015年6月 - )。
  • 裏方の仕事も多数こなしており、サテライトカルチャー・ジャパン主催の銀河戦では記録係を務めた(第13期及び第15期では決勝を担当)。
  • 2009年3月31日付けで、女流棋士総則の降級点規定により、女流棋士を引退した。この規定は成績不振が続く女流棋士を強制的に引退させるもので、伊藤は神田真由美と共に、同規定による初めての引退者となった。
  • 引退後は、将棋連盟の裏方に回って将棋の普及に努めている。
  • 通算成績は22勝99敗。

昇段履歴

  • 1993年4月 - 女流育成会入会
  • 1995年4月 - 女流2級
  • 2005年4月 - 女流1級(女流王将戦本戦入り)
  • 2009年3月31日 - 引退(女流棋士の降級点規定による)
  • 2009年4月 - 女流初段(引退女流棋士の昇段規定による)

注釈

関連項目

  • 将棋の女流棋士一覧

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/01/05 12:26 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「伊藤明日香」の人物情報へ