鈴木舞 : ウィキペディア(Wikipedia)

鈴木 舞(すずき まい)は、日本のヴァイオリニスト。

人物

神奈川県生まれ。日本音楽コンクール第2位、ヴァーツラフ・フムル国際ヴァイオリンコンクール(クロアチア)第1位など、国内外の数多くのコンクールで入賞し、現在は日本とミュンヘンを拠点に活躍する。2012年には皇居の宮内庁楽部桃華楽堂にて御前演奏会に出演。2017年にデビューCD「Mai Favorite」をリリース。使用楽器は1683年製のニコロ・アマティ。

経歴

幼少期

3歳でピアノを始める。4歳の時にテレビでチェロを見て一目惚れするが、チェロをヴァイオリンと呼ぶと勘違いして親に伝え、ヴァイオリン教室に通うことになる。

高校・大学時代

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校1年の2005年に大阪国際音楽コンクールでグランプリ。2年の2006年日本音楽コンクールで第2位、2007年チャイコフスキー国際コンクールで最年少セミファイナリスト。10歳から東京芸術大学音楽学部卒業までの13年間、清水高師の薫陶を受ける。 ローザンヌ高等音楽院(Haute École de musique de Lausanne)、ザルツブルク・モーツァルテウム大学でピエール・アモイヤル、ミュンヘン音楽・演劇大学でインゴルフ ・トゥルバンに師事。ドイツ国家演奏家資格を取得。

奨学生

  • 2012年度 シャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティスト
  • 2012-13年度 文化庁芸術家在外派遣研修員
  • 2015-16年度 ローム ミュージック ファンデーション奨学生
  • 2017-20年度 メニューイン・ライブミュージック・ナウ(ドイツ)奨学生

主な受賞歴

  • 2005年 - 第6回大阪国際音楽コンクールグランプリ、大阪府知事賞、ジャーナリスト賞
  • 2006年 - 第75回日本音楽コンクール第2位
  • 2007年 - 第13回チャイコフスキー国際コンクール最年少セミファイナリスト
  • 2011年 - アンリ・マルトー国際コンクールファイナリスト
  • 2013年 - ヴァーツラフ・フムル国際ヴァイオリンコンクール第1位、オーケストラ賞
  • 2014年 - オルフェウス室内楽コンクール第1位
  • 2016年 - スピヴァコフ国際ヴァイオリンコンクール第2位
  • 2017年 - ベートーヴェン・フラデツ国際音楽コンクールファイナリスト
  • 2018年 - コープ・ミュージックアワード室内コンクール第3位

共演歴

国内

  • 読売日本交響楽団
  • 東京交響楽団
  • 日本フィルハーモニー交響楽団
  • 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
  • 山形交響楽団
  • 日本センチュリー交響楽団
  • 名古屋フィルハーモニー交響楽団
  • 広島交響楽団
  • 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
  • 甲府市交響楽団

海外

  • ホーフ交響楽団(ドイツ)
  • クロアチア放送交響楽団(クロアチア)
  • ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団(クロアチア)
  • ドゥブロヴニク交響楽団(クロアチア)
  • クオピオ交響楽団(フィンランド)
  • モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団(チェコ)
  • ローザンヌ室内管弦楽団(スイス)

小林研一郎、円光寺雅彦、飯森範親、ニコラス・ミルトン、ヨルマ・パヌラ、イヴァン・レプシッチ、ヴァフタン・カヒッゼらの指揮で演奏。

メディア出演

  • NHK「つながるテレビ@ヒューマン」
  • 朝日放送テレビ「ABCフレッシュコンサート」
  • NHK-FM「リサイタル・パッシオ」
  • インターネットラジオOTTAVA「Radio ぶらあぼ OTTAVA Aria from TENNOZ TMMT Studio」
  • 全国FM放送協議会(JFN)系列「Memories & Discoveries」(メモリーズ・アンド・ディスカバリーズ)

使用楽器

愛器は1683年製のニコロ・アマティ。アントニオ・ストラディバリの師として知られる名工の傑作。

ディスコグラフィー

2017年9月にデビューCD「Mai Favorite」をキングレコードからリリース。ピアノは實川風、山田和樹。

後援会

鈴木舞後援会を2020年1月1日に設立。

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/03 21:16 UTC (変更履歴
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