キャロル・リード : ウィキペディア(Wikipedia)

サー・キャロル・リード(Sir Carol Reed, 1906年12月30日 - 1976年4月25日)は、イギリスの映画監督。

略歴

俳優のサー・の非嫡出子としてロンドンに生まれ、カンタベリーで教育を受けた。ティーンエイジャーの頃から俳優として活動していたが、後に映画監督・プロデューサーになる。1940年に初めてハリウッド映画で監督を担当。第二次世界大戦中はイギリス陸軍に所属した。

戦後からは数多くのフィルム・ノワールを発表し、1949年公開の『第三の男』では、カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した。1953年には映画監督として初めてナイトの称号を与えられた。

1950年代からは様々なジャンルの映画を撮り続け、1968年の『オリバー!』では、ミュージカル映画初挑戦ながらもアカデミー監督賞を受賞した。

1976年、死去。

私生活

1943年に女優のと結婚するが4年後に離婚した。1948年に女優のと再婚した。

俳優のオリヴァー・リードは甥(同母弟ピーターの息子)にあたる。

主な監督作品

  • The Stars Look Down (1939)
  • NIGHT TRAIN TO MUNICH (1940)
  • The Way Ahead (1944)
  • 邪魔者は殺せ Odd Man Out (1947)
  • 落ちた偶像 The Fallen Idol (1948)
  • 第三の男 The Third Man (1949) 出演:オーソン・ウェルズ
  • Outcast of the Islands (1951)
  • 二つの世界の男The Man Between (1953)
  • A Kid for Two Farthings (1955)
  • 空中ぶらんこTrapeze (1956)
  • ハバナの男 Our Man in Havana (1960)
  • 逃げる男The Running Man (1963)
  • 華麗なる激情 The Agony and The Ecstasy (1965)
  • オリバー! Oliver! (1968)
  • 最後のインディアン The Last Warrior (1970)
  • フォロー・ミー The Public Eye / Follow Me! (1972)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/10/14 14:27 UTC (変更履歴
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