橋本芙美 : ウィキペディア(Wikipedia)

橋本 芙美(はしもと ふみ、1979年8月30日 - )は、日本のテレビドラマ・映画プロデューサー。埼玉県出身。共同テレビジョン(共テレ)所属。

人物・経歴

埼玉県立浦和西高等学校卒業。津田塾大学学芸学部英文学科卒業後、2002年4月に共同テレビに入社。数年間、アシスタント・プロデューサーとして経験を積み、2005年、金曜エンタテイメント枠で放送された『空中ブランコ』で初プロデュース。その後2006年から2年間、映画製作部へ異動し、『チェスト!』などの制作に関わる。2008年からはドラマ部・映画製作部兼任プロデューサー。配偶者は映画監督の羽住英一郎

単独プロデュースした『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』で第10回ヤング映像クリエーターを励ます賞・優秀賞、『メイちゃんの執事』でザテレビジョンドラマアカデミー賞・作品賞、『フリーター、家を買う。』でエランドール賞・プロデューサー奨励賞などを受賞している。演出家は河野圭太石川淳一、城宝秀則と組む機会が多い。

2011年にプロデュースした『マルモのおきて』は、当初控えめだった視聴率が右肩上がりに上昇し、最終回は23.9%を記録。主題歌の『マル・マル・モリ・モリ!』は50万枚を売り上げ、同年の紅白歌合戦でも歌唱されるなど、ブームを引き起こした。続いてプロデュースした『家族のうた』では、同作品の設定が1987年にTBS(放送当時)で放送された『パパはニュースキャスター』と類似していると同作品の脚本家だった伴一彦からTwitterで指摘され、TBSテレビ(現法人)がフジテレビに抗議し、ドラマ設定を修正したこともある。同年の活躍から、ウーマン・オブ・ザ・イヤー(日経ウーマン)のヒットメーカー部門賞、ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー(日経エンタテインメント!)のグランプリを受賞している。

作品

  • ★=単独プロデュース
  • 表記がないものはフジテレビ制作

テレビドラマ

プロデュース

  • 空中ブランコ(2005年5月27日)
  • 黒革の手帖スペシャル〜白い闇(2005年7月2日、テレビ朝日)
  • 海猿 UMIZARU EVOLUTION(2005年7月 - 9月)
  • 絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜(2008年4月 - 6月)★
  • メイちゃんの執事(2009年1月 - 3月)★
  • 絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜 最終章スペシャル(2009年3月24日)★
  • 世にも奇妙な物語 秋の特別編(2009年10月5日)
  • インディゴの夜(2010年1月 - 4月、東海テレビ)
  • 泣かないと決めた日(2010年1月 - 3月)★
  • 絶対泣かないと決めた日〜緊急スペシャル〜(2010年7月2日)★
  • フリーター、家を買う。(2010年10月 - 12月)★
  • マルモのおきて(2011年4月 - 6月)★
  • フリーター、家を買う。スペシャル(2011年10月)★
  • マルモのおきてスペシャル(2011年10月)★
  • 家族のうた(2012年4月 - 6月)
  • 僕のいた時間(2014年1月 - 3月)
  • マルモのおきてスペシャル2(2014年9月)★
  • オリエント急行殺人事件(2015年1月11日・12日)
  • 早子先生、結婚するって本当ですか?(2016年4月 - 6月)
  • 黒井戸殺し(2018年4月14日)
  • メゾン・ド・ポリス(2019年1月 - 3月、TBS)
  • 4分間のマリーゴールド(2019年10月 - 12月、TBS)★
  • 危険なビーナス(2020年10月 - 12月、TBS)
  • プロミス・シンデレラ(2021年7月 -9月 、TBS)
  • 夕暮れに、手をつなぐ(2023年1月 -、TBS)

プロデュース・補

  • 古畑任三郎 すべて閣下の仕業(2004年1月3日)
  • ワンダフルライフ(2004年4月 - 6月)
  • 松本清張 黒革の手帖(2004年10月 - 12月、テレビ朝日)

映画

プロデューサー

  • チェスト!(2008年4月19日公開、ティ・ジョイ)
  • 累 -かさね-(2018年9月7日公開、東宝)
  • ういらぶ。(2018年11月9日公開、アスミック・エース)

アソシエイト・プロデューサー

  • キャッチ ア ウェーブ(2006年4月29日公開、ワーナー・ブラザース)
  • ラストラブ(2007年6月16日公開、松竹)

出典

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/28 01:17 UTC (変更履歴
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