山下真理 : ウィキペディア(Wikipedia)

山下 真理(やました まり、1965年朝日中学生ウイークリー編集部、2014年、p.281 - )は、日本の国連職員。東京都出身。2020年(令和2年)から国際連合事務総長代表兼コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)ベオグラード事務所長。

人物・経歴

東京都出身。日本人外交官の父と、フィンランド人の母の間に生まれる。2歳半で父の赴任先のドイツ・ハンブルクに移り住み、小学2年生まで暮らす日本人は自分たちが期待されていることを知ってほしい:西川恵 | 【インタビュー】山下真理・国際連合広報センター所長|新潮社 Foresight|会員制国際情報サイト。残りの小学校4年間は日本、中学1〜2年は再びドイツ、中学3年はインドで暮らす。修学旅行先でどこから来たのかと聞かれることがあり、日本人であることを強く意識するようになる朝日中学生ウィークリー編集部、2014年、p.280。ムンバイでドイツ語を続けるために現地のドイツ語学校に入り、高校1年生の時に国連での勤務を志望。日本の大学への進学を目指して日本に帰国する。高校2年生で東京学芸大学附属高等学校大泉校舎に転校し、同校を卒業。

上智大学時代には、国連難民高等弁務官等を歴任した緒方貞子の講義を受講第2回 輝くソフィアンインタビュー 山下真理さん SOPHIA Communication Service 2018年5月18日閲覧。また、同教授が顧問を務めていた「模擬国連」に所属し、活動の一環として模擬国連会議全米大会に参加。このことで国連職員を目指すようになる。ゼミでは、猪口邦子に指導を受けた。1988年(昭和63年)、上智大学法学部国際関係法学科卒業。1990年(昭和61年)、米国フレッチャー・スクール修士課程修了。同年、新卒では珍しく国連競争試験に合格し、国連事務総長の情報収集調査室の政務官補佐として国連に加わる。その後、政務局選挙支援部、アルメニア共和国で国連側調査官、クロアチアPKOで国連次席選挙事務官、国連ネパール・ミッションで政務室長等を歴任 - 一橋大学広報誌『HQ』 vol.36 秋号(October 2012)。

2010年(平成22年)国際連合広報センター東京事務所長に就任山下真理氏の東京国連広報センター(UNIC東京)所長任命 外務省 報道発表 2018年5月18日閲覧。

2012年(平成24年)国連本部政治局アジア太平洋州部長に就任。

2015年(平成27年)国際連合平和構築支援事業所(PBSO)次長に就任。

2020年(令和2年)国連事務総長代表兼コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)ベオグラード事務所長に就任山下真理氏の国連事務総長代表、国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)ベオグラード事務所長への任命について 外務省 報道発表 2020年12月31日閲覧。

出典

参考文献

  • 朝日中学生ウィークリー編集部『仕事を選ぶ 先輩が語る働く現場64』朝日学生新聞社、2014年

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/05/04 13:32 UTC (変更履歴
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