彩乃かなみ : ウィキペディア(Wikipedia)

彩乃 かなみ(あやの かなみ、1976年感を研ぎ澄ませ、食べたいものを食べるーー彩乃かなみさんのおうちごはん アイスム。8月7日『宝塚おとめ 2008年度版』 阪急コミュニケーションズ、2008年、50頁。ISBN 978-4-484-08504-3。 - )は、日本の女優・歌手。元宝塚歌劇団月組トップ娘役。

群馬県前橋市The name of タカラジェンヌ 宙組・彩乃かなみ;受験スクールの先生から SUMiRE STYLE。、県立前橋女子高等学校出身。身長160cm。愛称は「みほこ」。

来歴

1995年、宝塚音楽学校入学月組娘役トップ 彩乃かなみ 退団会見 ENAK。。

1997年、宝塚歌劇団に83期生として入団。雪組公演「仮面のロマネスク/ゴールデン・デイズ」で初舞台。

1998年、組まわりを経て花組に配属。

瑞々しい舞台姿で早くから注目を集め、1999年の「ロミオとジュリエット'99」でバウホール公演初ヒロイン。続く「タンゴ・アルゼンチーノ」で新人公演初ヒロイン。その後も4度に渡って新人公演ヒロインを務める。

2001年の「マノン」(バウホール・日本青年館公演)で、東上公演初ヒロイン。後にコンビを組むこととなる瀬奈じゅんの相手役を務める。同年8月14日付で宙組へと組替え。

宙組時代は新人公演のヒロインを続けて演じ、トップ娘役・花總まりに次ぐ2番手格として活躍。また高い歌唱力で歌手として多く起用され、エトワールを幾度も務める。

2005年4月4日付で月組へと組替えし、5月23日付で月組トップ娘役に就任。瀬奈じゅんの相手役として、「Ernest in Love」(梅田芸術劇場公演)でトップコンビお披露目。

2008年7月6日、「ME AND MY GIRL」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。

退団後も舞台を中心に、女優・歌手として活動している。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

初舞台

  • 1997年3 - 5月、雪組『仮面のロマネスク』『ゴールデン・デイズ』(宝塚大劇場のみ)

組まわり

  • 1997年8月、星組『誠の群像』『魅惑II』(東京宝塚劇場のみ)
  • 1997年11月、月組『EL DORADO』(東京宝塚劇場のみ)

花組時代

  • 『SPEAKEASY』リトル・スージー・リー、新人公演:ルーシー(本役:渚あき)『スナイパー』
  • 『ロミオとジュリエット'99』(バウホール)ジュリエット バウ初ヒロイン
  • 『タンゴ・アルゼンチーノ』ルネ、新人公演:マルグリット(本役:大鳥れい)『ザ・レビュー'99』 新人公演初ヒロイン、初エトワール
  • 『源氏物語 あさきゆめみし』女三宮、新人公演:明石の上(本役:水夏希彩吹真央)『ザ・ビューティーズ!』
  • 『ルートヴィヒII世』ゾフィー『Asian Sunrise』 エトワール
  • 『マノン』(バウホール・日本青年館)マノン・レスコー 東上初ヒロイン
  • 『ミケランジェロ』クラリーチェ『VIVA!』

宙組時代

  • 『フィガロ!』(バウホール・日本青年館)スザンナ 東上ヒロイン
  • 『カステル・ミラージュ』パティ、新人公演:エヴァ・マリー(本役:花總まり)『ダンシング・スピリット!』 新人公演ヒロイン、エトワール
  • 『鳳凰伝』タマル、新人公演:トゥーランドット(本役:花總まり)『ザ・ショー・ストッパー』 新人公演ヒロイン
  • 『傭兵ピエール』ルイーズ、新人公演:ジャンヌ・ダルク(本役:花總まり)『満天星大夜總会』 新人公演ヒロイン
  • 『鳳凰伝』アデルマ『ザ・ショー・ストッパー』(博多座)
  • 『白昼の稲妻』ベラ『テンプテーション!』 エトワール
  • 『ファントム』ソレリ エトワール
  • 『THE LAST PARTY』(バウホール)ゼルダ バウヒロイン
  • 『ホテル ステラマリス』アリソン『レヴュー伝説』 エトワール

月組トップ娘役時代

  • 『Ernest in Love』(梅田芸術劇場)グウェンドレン・フェアファックス トップお披露目公演
  • 『JAZZYな妖精たち』シャノン・マクニール『REVUE OF DREAMS』 大劇場トップお披露目公演
  • 『あかねさす紫の花』額田女王『REVUE OF DREAMS』(中日劇場)
  • 『THE LAST PARTY』(東京芸術劇場)ゼルダ
  • 『暁のローマ』ポルキア『レ・ビジュー・ブリアン』
  • 『あかねさす紫の花』額田女王『レ・ビジュー・ブリアン』(全国ツアー)
  • 『パリの空よりも高く』ミミ『ファンシー・ダンス』
  • 『ダル・レークの恋』(全国ツアー)カマラ
  • 『MAHOROBA』『マジシャンの憂鬱』オトタチバナヒメ/ヴェロニカ
  • 『A-“R”ex-如何にして大王アレクサンダーは世界の覇者たる道を邁進するに至ったか-』(ドラマシティ・日本青年館)ニケ
  • 『ME AND MY GIRL』サリー・スミス 退団公演

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

  • 『Triangle〜ルームシェアのススメ〜』(2009年3月〜4月/PARCO劇場・大阪厚生年金会館芸術ホール・福岡市民会館)片山芽衣
  • 『グレイ・ガーデンズ』(2009年11月〜12月/シアタークリエ・シアターBRAVA!)リトル・イディ
  • 『ザ★ミュージックマン』(2010年4月〜5月/東京芸術劇場・新国立劇場中劇場・愛知県芸術劇場・森ノ宮ピロティホール・札幌市民ホール)マリアン
  • 『愛と青春の宝塚』(2011年2月〜3月/青山劇場・梅田芸術劇場・愛知県芸術劇場)紅花ほのか(ベニ)
  • 『BLEACH連載10周年記念公演ROCK MUSICAL BLEACH』(2011年7月〜8月/シアター1010・愛知県芸術劇場・森ノ宮ピロティホール・新潟県民会館・石川・本多の森ホール・シアタークリエ)遥華
  • 『Triangle Vol.2〜探し屋ジョニーヤマダ〜』(2011年10月〜11月/PARCO劇場・刈谷市総合文化センター大ホール・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ・キャナルシティ劇場)ビッキービッキー
  • 『神戸 はばたきの坂』(2012年4月〜5月/兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、新宿文化センター大ホール)横手ミチヨ
  • 『新生 ROCK MUSICAL BLEACH REprise』(2012年8月〜9月/品川ステラボール)遥華
  • 『ミュージカル ファンタスティックス』(2012年11月〜12月/博品館劇場、キャナルシティ劇場、メディキッド県民文化センター演劇ホール、草月ホール、中津川市東美濃ふれあいセンター)ルイザ
  • 『遠い夏のゴッホ』(2013年2月〜3月/赤坂ACTシアター・新歌舞伎座)ブリギッダ
  • 『音楽劇Smile of Chaplin〜スマイル・オブ・チャップリン〜』(2013年3月/赤坂ACTシアター・森ノ宮ピロティホール)歌手の妻/高野虎市の娘ユリコ
  • 『ミュージカル 天翔ける風に』(2013年6月/シアタークリエ・ドラマシティ)三条智
  • 『ミュージカル ひめゆり』(2013年7月/シアター1010)キミ
  • 『TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY FINAL DREAM, A DREAM』(2013年10月〜11月/東急シアターオーブ・梅田芸術劇場メインホール)
  • 『ミュージカル 何処へ行く』(2014年3月/シアター1010)リギア
  • 『セレブレーション100!宝塚〜この愛よ永遠に〜』(2014年5月〜6月/青山劇場・梅田芸術劇場メインホール)
  • 『マホロバ』(2014年7月〜8月/シアタークリエ・名鉄ホール・サンケイホールプリーゼ)ミズホ
  • 『SUPER GIFT』(2015年9月 - 10月/東京国際フォーラム・梅田芸術劇場)
  • 『夜の姉妹』(2015年12月/プリンスホテル クラブeX・近鉄アート館) - ラインハルト 役
  • 『オフェリアと影の一座』(2016年11月 - 12月/りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館、プレイハウス、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール)影(トゥーランドット姫)
  • ミュージカル『アニー』(2017年4月 - 5月、新国立劇場) - グレース 役
  • 海のSDGsプロジェクト 海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド2022』~海からの2000年後のおくりもの~(2022年8月5日 - 8日、こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ)
  • ミュージカル『カラフル』(2023年7月22日 - 8月6日、世田谷パブリックシアター 他) - 真の母 役

受賞歴

  • 2003年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2002年度新人賞
  • 2005年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞
  • 2006年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2005年度優秀賞

出典

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/21 21:11 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「彩乃かなみ」の人物情報へ