広瀬順子 : ウィキペディア(Wikipedia)

廣瀬 順子(ひろせ じゅんこ、1990年10月12日 - )は、山口県山口市出身の日本の柔道家。視覚障害者柔道57kg級の選手。身長158cm。旧姓は三輪夫婦で勝ち取った「銅」 柔道女子の広瀬順子柔道女子で銅メダル、山口市出身・広瀬選手の快挙祝福 地元PV応援300人 /山口

経歴

柔道は小学校5年の時に少女漫画『あわせて1本!』に影響されて始めた。小郡中学から西京高校へ進むと、インターハイにも出場を果たした。

ところが、花園大学社会福祉学部臨床心理学科1年の時に膠原病を患ったことで視界が狭くなり、一旦は柔道から離れた。しかし、障害者スポーツのゴールボールの試合を見て心を動かされたこともあって、視覚障害者柔道で復帰することを決意した。2014年アジアパラ競技大会で2位、2015年にはIBSAワールドゲームズで5位に入ったリオ パラリンピックで 卒業生 廣瀬(三輪)順子さん銅メダル!

同じ視覚障害者柔道で活躍していた廣瀬悠と国際大会で知り合うと、2015年には自らプロポーズして結婚した。ともに伊藤忠丸紅鉄鋼に所属していることもあって、夫の指導を受けながら夫婦で練習に取り組んできた。とりわけ得意でなかった寝技を夫の丁寧な指導によってモノにしていった。結婚後は夫の出身地、愛媛県松山市を拠点としている愛媛)リオパラ出場の広瀬夫妻帰国 松山空港でお出迎え2016年9月13日。

2016年のリオデジャネイロパラリンピック代表候補選考会では夫とともに優勝を飾り、夫婦揃ってパラリンピック代表となったパラ柔道広瀬夫妻らリオ切符獲得「夫婦で金メダル」。 リオデジャネイロパラリンピックでは準決勝で地元ブラジルの選手に敗れたが、3位決定戦でスペインの選手を一本背負投の技ありから抑え込む合技により銅メダルを獲得した。パラリンピックの柔道競技で日本の女子選手がメダルを獲得したのは、柔道が正式種目になった2004年のアテネパラリンピック以来初めてのこととなった。試合後には、「本当に旦那さんが指導してくれて取れたメダルでもあると思うので、すごく感謝しています」とコメントした。90kg級に出場した夫の悠は初戦で敗れるなどして12位に終わり、夫婦揃ってのメダル獲得はならなかった夫婦でつかんだ「愛のメダル」~東京では2個の金を

2018年、IBSAワールドカップで国際大会初優勝。

2021年8月に日本武道館で開催された東京パラリンピックに再び夫婦で出場。28日に行われた競技では準々決勝で敗れた後、敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦で過去3戦全敗の世界ランク1位・ジェイネプ・ジェリク(トルコ)と対戦。先に隅落としで技ありを奪ったが、残り26秒にジェリクの横落としで並ばれて延長に突入。延長戦で再び横落としで技ありを奪われ、5位となった広瀬順、わずかに届かず 柔道 時事通信 2021年8月28日。

2023年のアジアパラ大会では優勝した TBS NEWS DIG 2023年10月24日。

主な戦歴

  • 2014年 - 2014年アジアパラ競技大会 2位
  • 2015年 - IBSAワールドカップ 5位
  • 2015年 - IBSAワールドゲームズ 5位
  • 2016年 - リオデジャネイロパラリンピック 3位
  • 2018年 - IBSAワールドカップ 優勝
  • 2018年 - 2018年アジアパラ競技大会 3位
  • 2018年 - IBSA柔道世界選手権 準優勝
  • 2019年 - 東京国際視覚障害者柔道選手権 優勝
  • 2021年 - 東京パラリンピック 5位
  • 2023年 -アジアパラ大会 優勝

(出典 JudoInside.com, IBSA)

受賞歴

2016年受賞

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/22 16:45 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「広瀬順子」の人物情報へ