森田遥 : ウィキペディア(Wikipedia)

森田 遥(もりた はるか、1996年7月19日 - )は、香川県高松市出身で、中華人民共和国国籍の、女子プロゴルファーである。中国名は魯 婉遥(ルー・ワンヤオ、Lu Wanyao)。所属はフリー。

来歴

両親は中華人民共和国の元卓球選手で、日本で卓球コーチをするために来日し、在住している。遥は生まれも育ちも日本だが、日本の国籍法により国籍は中華人民共和国である日本の国籍法によれば、出生時に両親が健在の場合、父母どちらかが日本国籍、又は日本で生まれて父母が国籍を有しない時に、子は日本国民となると定められている。。

父と練習場に行ったことがきっかけで9歳よりゴルフを始める。

香川大学教育学部附属高松小学校、香川大学教育学部附属高松中学校を経て、高松中央高等学校卒業。

2013年「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」優勝。同年と2014年には中国籍でありながら日本のJGAナショナルチーム入りを果たす。

2014年、全米女子プロゴルフ協会(USLPGA)ツアーの予選会(QT)に挑戦、ファイナルQTまで進出し、最終ラウンドに進出出来なかったが、USLPGA下部のシメトラツアーの出場資格を得た。

2015年プロ転向し、シメトラツアーに参戦。同ツアー転戦にかかる費用約2000万円のうち500万円をクラウドファンディングにより支援を呼びかけ、最終的に773万5000円を集めた。同年5月には「シメトラクラシック」で下部ツアーながらプロ初優勝を挙げる。年間獲得賞金ランキング(賞金ランク)10位以上に入ると翌年のUSLPGAツアーに参戦できたが、惜しくも11位に終わった。同年日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のファイナルQTに進出し4位となる。

2016年からTPD単年登録者(呼称は当時)としてJLPGAツアーに参戦、賞金ランク25位となり自身初のシード入りを果たす森田 遥 プロフィール詳細の生涯成績・記録を参照。

2017年8月の「北海道Meijiカップ」にてJLPGAツアー初優勝し、同年の賞金ランクで自身最高位となる13位となる。この優勝の資格で同年11月1日付でJLPGA入会(インターナショナルプロフェッショナル会員外国籍の選手はこのカテゴリーとなる。)となった。

国籍問題について、優勝時のインタビューで「(帰化するかどうか)選ばなければならないことは承知しているが、じっくり考えたい。今は自分のゴルフを磨きたい」として、熟考中であることを明らかにしている。

2018年は賞金ランク25位でこの年まで3年連続で賞金シード入りを果たした。

2019年「大王製紙エリエールレディスオープン」で単独3位以上に入れば賞金シードに入れたが、4位タイに終わり賞金ランクは52位。2020年シーズンの「第1回リランキング」までのJLPGAツアー出場資格を得た。

2023年のスタンレーレディスホンダゴルフトーナメントで最終日11アンダー首位タイでスタートし70でまとめ13アンダーで安田祐香を2打差で振り切って6年ぶりに優勝。

トーナメント優勝(2)

JLPGAツアー(2)

No.DateTournamentスコア2位との差2位(タイ)
12017年8月4‐6日北海道Meijiカップ−10(68-71-67=206)1打差KOR 姜秀衍
22023年10月6-8日スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント−13(68-65-70=203)2打差JPN 安田祐香

出典

注釈

出典

関連項目

  • ゴルファー一覧
  • 香川県出身の人物一覧

外部リンク

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