アレックス・デ・ラ・イグレシア : ウィキペディア（Wikipedia）

アレックス・デ・ラ・イグレシア（, 1965年12月4日 - ）は、スペイン・ビスカヤ県ビルバオ出身の映画監督・脚本家。

経歴

1965年にバスク地方のビスカヤ県ビルバオに生まれ、デウスト大学で哲学の学位を取得した後、漫画家やテレビ界で働いていたこともあった。1993年、ペドロ・アルモドバル監督のプロデュースによる『ハイル・ミュタンテ! /電撃XX作戦』で長編デビューしスペインが世界に誇る天才、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督最新作『スガラムルディの魔女』『刺さった男』2作同日公開が決定映画ナビ、2014年7月31日、1995年の長編第2作『ビースト 獣の日』ではゴヤ賞で6部門を受賞。1999年の『どつかれてアンダルシア (仮)』はスペイン国内で『タイタニック』を上回る興行収入を記録した。

2009年6月にはゴヤ賞を主催しているスペイン映画芸術科学アカデミー（AACCE、映画芸術科学アカデミーの支部）の会長に就任したが、映画の違法ダウンロードなどに関するシンデ法との意見の相違により、2011年のゴヤ賞授賞式後の2011年2月に辞任した。 2010年にはスペイン映画国民賞を受賞。2010年、スペイン内戦とフランシスコ・フランコ独裁政権末期を背景にした『気狂いピエロの決闘』はヴェネツィア国際映画祭の審査委員長を務めたクエンティン・タランティーノに絶賛され、銀獅子賞（監督賞）と金オゼッラ賞（脚本賞）を受賞し、ゴヤ賞では特殊効果賞やメイクアップ賞やヘアスタイル賞を受賞している。2013年の『スガラムルディの魔女』はゴヤ賞で最多8部門で受賞し、スペイン国内では70万人以上の観客動員を記録した。2014年6月、イグレシア作品の常連である女優のカロリーナ・バングと結婚したCarolina Bang y Álex de la Iglesia se han casado en Girona 20ミヌートス、2014年6月30日。

フィルモグラフィー

年	邦題原題	監督	製作	脚本	備考
1993年	ハイル・ミュタンテ!/電撃XX作戦Acción mutante
1995年	ビースト 獣の日El Día de la bestia
1996年	ペルディータPerdita Durango
1999年	どつかれてアンダルシア (仮)Muertos de risa
2000年	13 みんなのしあわせLa Comunidad
2002年	マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾800 balas
2006年	スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルームFilms to Keep You Awake: The Baby's Room
2008年	オックスフォード連続殺人The Oxford Murders
2010年	気狂いピエロの決闘Balada triste de trompeta
2011年	刺さった男La chispa de la vida
2013年	スガラムルディの魔女Las brujas de Zugarramurdi
2014年	MESSI/メッシ-頂点への軌跡-Messi
	ネストMusarañas
2015年	グラン・ノーチェ！最高の大晦日Mi gran noche
	邪悪なヒーローLos héroes del mal
2017年	クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的El bar
	サッドヒルを掘り返せDesenterrando Sad Hill				出演
	スキン あなたに触らせてPieles
2018年	クロスマネー70 Binladens
2021年	ベネシアフレニアVeneciafrenia

受賞とノミネート

映画賞

ゴヤ賞

年	作品	カテゴリー	結果
2010	気狂いピエロの決闘	作品賞
		監督賞
		脚本賞
2008	オックスフォード連続殺人	作品賞
		監督賞
		脚本賞
2000	13 みんなのしあわせ	作品賞
		監督賞
		脚本賞
1995	ビースト 獣の日	作品賞
		監督賞
		脚本賞
1992	ハイル・ミュタンテ!/電撃XX作戦	新人監督賞

スペイン映画批評家協会賞

年	カテゴリー	作品	結果
1995	監督賞	ビースト 獣の日

映画祭

ヴェネツィア国際映画祭

年	カテゴリー	作品	結果
2010	気狂いピエロの決闘	監督賞
		脚本賞

シッチェス・カタロニア国際映画祭

年	カテゴリー	結果
2005	タイムマシン賞

外部リンク