渥美饒兒 : ウィキペディア(Wikipedia)

渥美 饒児(あつみ じょうじ、1953年5月27日 - )は、日本の小説家。静岡県浜松市出身。本名・丈兒。日本大学文理学部社会学科卒業。

経歴

1985年『ミッドナイト・ホモサピエンス』で第21回昭和59年度文藝賞を受賞。(装丁: 横尾忠則)

2003年、女子高生コンクリート詰め殺人事件を元にノンフィクション・ノベル『十七歳、悪の履歴書』を出版した。翌2004年にはこの本を原作とした映画「コンクリート」が中村拓監督、高岡蒼佑・三船美佳主演により上映される。

2010年3月より1年2ヵ月にわたり、『沈黙のレシピエント』を「ハワイ報知」「静岡新聞」に連載する。

2019年6月、東京・市ヶ谷にて『三島由紀夫コレクション展』および〈公開講座〉を行なう。

著書

  • 『ミッドナイト・ホモサピエンス』河出書房新社 1985年
  • ジョン・レノンをめぐる旅―ニューヨーク感傷旅行』日之出出版 1990年
  • 『森のヒポクリット』集英社 すばる3月号 1992年
  • 『孤蝶の夢―小説北村透谷』作品社 1996年
  • 『ジャパン・シンドローム』作品社 2001年
  • 『十七歳、悪の履歴書-女子高生コンクリート詰め殺人事件』作品社 2003年
  • 『原子の闇』中央公論新社(上・下巻)2011年
  • 『沈黙のレシピエント』中央公論新社 2012年
  • 『潜在殺』河出書房新社 2018年

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2022/08/24 23:53 UTC (変更履歴
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