第90回アカデミー賞(2018年) 全部門ノミネート・その他の賞

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助演男優賞

winnerアイコンウィレム・デフォー

10代の頃から演技をはじめ、ウィスコンシン大学在学中に実験演劇劇団「X Troupe」に所属。その後、ニューヨークを拠点に活動する前衛演劇集団「The Wooster Group」のメンバーとして活動する。映画では、マイケル・チミノ監督の「天国の門」(80)がデビュー作になるはずだったが出演シーンがカットされたため、続く「ラブレス」(81)が最初の劇場公開作となった。その後、「ハンガー」(83)、「L.A.大捜査線/狼たちの街」(85)を経て、「プラトーン」(86)でアカデミー助演男優賞に初ノミネート。「最後の誘惑」(88)ではイエス・キリスト役を演じたほか、「ミシシッピー・バーニング」(88)、「7月4日に生まれて」(89)といった社会派の作品に出演。その後も、「ワイルド・アット・ハート」(90)、「今そこにある危機」(94)などで幅広いキャラクターをこなし、「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」(00)で2度目のアカデミー助演男優賞候補となった。現在に至るまで、「スパイダーマン」シリーズ(01、04)といったハリウッド大作からピクサーの「ファインディング・ニモ」(03)、ギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロス監督作「エレニの帰郷」(08)など多岐にわたるジャンルで個性派俳優として活躍。ラース・フォン・トリアー監督とのコラボレーションも多く「アンチクライスト」(09)や「Nymphomaniac(原題)」(13)といった問題作に果敢に挑んでいる。

winnerアイコンウッディ・ハレルソン

米テキサス生まれ、オハイオ育ち。インディアナ州ハノーバー・カレッジを卒業後、ニューヨークで俳優を目指す。舞台俳優としてキャリアを開始し、1985~93年の8年間はTVシリーズ「Cheers(原題)」に出演。「ワイルドキャット」(86)で映画デビューを果たし、オリバー・ストーン監督の「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(94)に主演して一躍注目を浴びた。「ラリー・フリント」(96)でアカデミー主演男優賞に初ノミネートされ、「メッセンジャー」(09)では同助演男優賞の候補になった。その後も「ハンガー・ゲーム」シリーズ(12~15)や「グランドイリュージョン」シリーズ(13、16)といった人気作で活躍し、刑事ドラマ「True Detective」(14)ではエミー賞主演男優賞にノミネート。「スリー・ビルボード」(17)で再びアカデミー助演男優賞にノミネートされた。その他の出演作に、「ノー・カントリー」(07)、「ゾンビランド」(09)、「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」(17)、「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」(18)など。

winnerアイコンリチャード・ジェンキンス

米ロードアイランドのトリニティ・レパートリー・シアターで15年間俳優として活動し、その後4年にわたり舞台監督を務める。85年、「シルバラード」でスクリーンデビューを果たし、「ハンナとその姉妹」(86)、「イーストウィックの魔女たち」(87)、「シー・オブ・ラブ」(89)などに出演。デビッド・O・ラッセル監督の「アメリカの災難」(96)でインディペンデント・スピリット・アワードの助演男優賞にノミネートされる。ファレリー兄弟のコメディ作品やコーエン兄弟の個性的な作品などでバイプレイヤーとして活躍するなか、主演作「扉をたたく人」(07)でアカデミー主演男優賞の候補に挙がった。その他の作品に「キングダム 見えざる敵」(07)、「モールス」(10)、「アウトロー」(12)、TVシリーズ「シックス・フィート・アンダー」(01~05)など。

winnerアイコンクリストファー・プラマー

演劇の世界からキャリアをスタートさせ、50年に初舞台、54年にブロードウェイデビューする。トニー賞には6度ノミネートされ、ミュージカル「Cyrano」(74)とストレートプレイ「Barrymore」(97)で俳優賞を受賞した。スクリーンデビューした58年以降、映画とは距離をとっていたが、ミュージカル映画の金字塔「サウンド・オブ・ミュージック」(65)のフォン・トラップ大佐役で一躍有名になる。その後は「ピンク・パンサー2」(75)、「ある日どこかで」(80)、「インサイダー」(99)、「ビューティフル・マインド」(01)など数多くの作品に出演。近年の作品に「Dr.パルナサスの鏡」(09)、「ドラゴン・タトゥーの女」(11)など。「終着駅 トルストイ最後の旅」(09)でロシアの文豪レオ・トルストイを演じ、アカデミー主演男優賞に初めてノミネート。「人生はビギナーズ」(11)で、アカデミー賞史上最高齢の82歳で助演男優賞を受賞した。

winnerアイコンサム・ロックウェル

米カリフォルニア州出身で、両親はともに役者。高校在学中に「マニアック1990」(89)で映画デビューする。卒業後、ニューヨークのウィリアム・エスパー・アクティング・スタジオでトレーニングを積みながら、インディペンデント映画やTVシリーズに出演。大ヒット作「グリーンマイル」(99)や「チャーリーズ・エンジェル」(00)で重要な役どころを演じ、ジョージ・クルーニー初監督作「コンフェッション」(02)ではベルリン国際映画祭銀熊賞(男優賞)を受賞した。その後も「マッチスティック・メン」(03)、「フロスト×ニクソン」(08)、「アイアンマン2」(10)といったメジャー作品から、「月に囚われた男」(09)といったインディペンデント作品まで幅広く活躍。マーティン・マクドナー監督とは「セブン・サイコパス」(12)に続き「スリー・ビルボード」(17)でもタッグを組み、後者でアカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞や全米俳優組合賞などの助演男優賞を受賞した。

助演女優賞

winnerアイコンメアリー・J・ブライジ

実力派R&Bシンガーソングライターで、女優としても活動。米ニューヨークのブロンクスに生まれ、幼い頃からソウルミュージックに慣れ親しむ。1989年にアップタウン・レコードと契約し、映画「Strictly Business(原題)」(91)からのシングル「You Remind Me」で本格的に歌手デビュー、92年に1stアルバム「What's The 411?」をリリースした。ヒットアルバムを連発し、17年までに9度グラミー賞に輝く。「ため息つかせて」(95)、「プレシャス」(09)、など数多くの映画やTVドラマに楽曲を提供し、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(11)の楽曲「The Living Proof」でゴールデングローブ賞主題歌賞にノミネート。00年代に入ると女優業にも進出し、ミュージカル映画「ロック・オブ・エイジズ」(12)でメインキャストを務めたほか、音楽ドラマ「Empire 成功の代償」(15)などに出演。Netflixオリジナル映画「マッドバウンド 哀しき友情」(17)では、ゴールデングローブ賞の助演女優賞と主題歌賞(「Mighty River」)に同時ノミネートされた。

winnerアイコンアリソン・ジャネイ

米ケニオン大学在学中に、俳優ポール・ニューマンとその妻で女優のジョアン・ウッドワードに見出され、大学卒業後にニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスと、英ロンドンの王立演劇学校(RADA)で演技を学ぶ。1980年代中頃から舞台に立ち、96年にブロードウェイデビュー。政治ドラマ「ザ・ホワイトハウス」(99~06)で広く知られるようになり、エミー賞を4度受賞した。映画でも、「めぐりあう時間たち」(02)や「JUNO ジュノ」(07)、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(11)といったオスカー候補作で脇役を務める。14年、コメディシリーズ「Mom(原題)」でエミー賞助演女優賞、「マスター・オブ・セックス」でも同賞のゲスト女優賞をダブル受賞、翌15年も「Mom」で受賞を果たした。元フィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングの伝記映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」(17)では主人公の母親役を演じ、アカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞や全米俳優組合賞などで助演女優賞に輝いた。

winnerアイコンレスリー・マンビル

英ブライトン出身。8歳からソプラノ歌手を目指していたが、10代の頃にロンドンの演劇学校で演技の道に転向。ウエストエンドのミュージカル劇で初舞台を踏み、以降演劇でキャリアを積み上げ名声を得る。1970年代中頃からTVドラマにも多数出演。映画では、マイク・リー監督作の常連で「ビバ!ロンドン! ハイ・ホープス キングス・クロスの気楽な人々」(88・日本劇場未公開)を皮切りに「秘密と嘘」(96)や「人生は、時々晴れ」(02)などに出演。同監督の「家族の庭」(10)で、英国アカデミー賞の助演女優賞にノミネート。歴史ドラマ「ファントム・スレッド」(17)で、ダニエル・デイ=ルイス演じるファッションデザイナーの姉でありビジネスパートーナーを演じ、アカデミー助演女優賞に初ノミネート、英国アカデミー賞などでも助演女優賞の候補に挙がった。15年、大英帝国勲章OBEを受章。私生活では87年に俳優ゲイリー・オールドマンと結婚し、息子アルフィーをもうけたが90年に離婚。その後、俳優のジョー・ディクソンと00年に再婚したが、04年に離婚した。

winnerアイコンローリー・メトカーフ

米イリノイ州立大学で演劇を学び、卒業後にシカゴの劇団「ステッペンウルフ」で女優としてのキャリアをスタートさせる。88~97年に放送されたシットコム「ロザンヌ(原題)」の主人公の妹ジャッキー役で人気を博し、エミー賞助演女優賞(コメディシリーズ)を3度受賞する。その一方で、映画「スクリーム2」(97)などに出演し、ピクサーの「トイ・ストーリー」シリーズ(95~19)ではアンディの母親の声を務める。近年は人気シットコム「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(07~)にゲスト出演を続けるほか、ブロードウェイで活躍、舞台「A Doll’s House, Part2」(16)でトニー賞女優賞を初受賞した。9年ぶりの実写映画「レディ・バード」(17)では、シアーシャ・ローナン演じる主人公の母親役を好演し、ナショナル・ボード・オブ・レビューなどの助演女優賞を受賞したほか、ゴールデングローブ賞にもノミネートされた。俳優のジェフ・ペリー、同じく俳優のマット・ロスは元夫。

winnerアイコンオクタビア・スペンサー

米アラバマ州モンゴメリー出身のアフリカ系アメリカ人。大学卒業後、プロデューサー志望で映画業界に入るが、数本の作品にエキストラ出演した後、「評決のとき」(96)で女優として活動を開始。映画出演を続けながら演技のレッスンを受け、「7つの贈り物」(08)や「路上のソリスト」(09)といったドラマ作品に出演する。「評決のとき」の撮影現場で知り合ったテイト・テイラー監督の「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(11)で、アカデミー助演女優賞を初ノミネートにして受賞。その後、NASAの女性職員の知られざる活躍を描いた「ドリーム」(16)、ギレルモ・デル・トロ監督のオスカー受賞作「シェイプ・オブ・ウォーター」(17)でも同賞の候補となった。その他の出演映画に「フルートベール駅で」「スノーピアサー」(ともに13)、「gifted ギフテッド」(17)など。

  • 長編アニメーション賞

  • 短編アニメーション賞

    •  「Dear Basketball(原題)」
    •  「ガーデンパーティー(原題:Garden Party)」
    •  LOU
    •  「へそまがり昔ばなし(原題:Revolting Rhymes)」
  • 短編実写映画賞

    •  「DeKalb Elementary(原題)」
    •  「The Eleven O'Clock(原題)」
    •  「My Nephew Emmett(原題)」
    •  「The Silent Child(原題)」
    •  「Watu Wote: All of us(原題)」

Photo:Getty Images/ロイター/アフロ