2024年 第96回 アカデミー賞特集(2024年) 全部門ノミネート・主演女優賞

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映画.com 第96回アカデミー賞特集

2024年3月10日(現地時間)に開催されるアカデミー賞授賞式。最新情報をお届け!

Nominate - 全部門ノミネート作品 -

主演女優賞

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米サンフランシスコ大学卒業後、名門アメリカン・コンサバトリー劇団に入団し、女優としてのキャリアをスタートさせる。その後、ニューヨークに移ってブロードウェイの初舞台を踏み、TV映画にも出演。1988年、ダン・エイクロイド主演のコメディ「大混乱」で映画デビューし、「グリフターズ 詐欺師たち」(90)でアカデミー助演女優賞にノミネート。この演技を見たウォーレン・ベイティからのオファーで、ベイティの主演作「バグジー」(91)に相手役で出演する。その後「めぐり逢い」(94)などの出演を経て、「アメリカン・ビューティー」(99)、「華麗なる恋の舞台で」(04)、「キッズ・オールライト」(10)の3作品でアカデミー主演女優賞にノミネート。後者2作品ではゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞を受賞した。近年の出演作に「フェイス・オブ・ラブ」(13)、「20センチュリー・ウーマン」(17)などがある。ベイティとは92年に結婚し、ハリウッドきってのおしどり夫婦として有名。

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米モンタナ州の先住民保留地で生まれ育ち、後にワシントンのシアトルに移る。子どもの頃から俳優に憧れ、シアトルでは非営利の演劇団体に所属して舞台や学生映画に出演。モンタナ大学で演技と映画制作を学び、優秀な成績で2008年に卒業する。「Winter in the Blood」(13)で映画に初出演。

ケリー・ライカート監督の群像劇「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」(16)の助演で高い評価を得て、2020年にはライカート監督作「ファースト・カウ」(20)にも出演した。

レオナルド・ディカプリオと共演したマーティン・スコセッシ監督の西部劇サスペンス「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(23)でゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞を受賞、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。舞台俳優としても活躍している。

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独テューリンゲン出身。エルンスト・ブッシュ演劇芸術アカデミーで学び、1999年から舞台俳優としてドイツ各地で活動する。03年、ドイツの演劇雑誌「ホイテ」の最優秀若手女優賞を受賞。本格的な映画デビュー作となった「レクイエム ミカエラの肖像」(06)で精神と意識の闇に苦しむ少女ミカエラを演じ、第56回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(女優賞)を受賞した。その後も、主演した「Uber uns das All」(11)などのドイツ映画で、演技派として高い評価を獲得。カンヌで国際批評家連盟賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞の候補作となった「ありがとう、トニ・エルドマン」(16)では、正反対の性格をもつ主人公親子の娘役を演じた。以降の出演作に、ヒロインを演じた「希望の灯り」(18)、「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」(21)などがある。

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英ロンドン出身。3歳でドイツに移りインターナショナルスクールに通い、その後英国に戻る。ウォルデインガム・スクール在学中に演技に目覚め、講演に来たジュリアン・フェロウズに「プライドと偏見」(05)のキャスティング・ディレクターの助手を紹介されて同作で映画デビュー。同年のTVドラマ「Bleak House」に出演し、舞台「かもめ」(07)でロンドン公演に続きブロードウェイにも進出する。映画出演4作目にして主演を務めた「17歳の肖像」(09)でBAFTA主演女優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされ、一躍注目を集めた。以降「わたしを離さないで」(10)や「華麗なるギャツビー」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(ともに13)などの話題作でヒロインを演じる。エメラルド・フェネル監督作「プロミシング・ヤング・ウーマン」(20)では性犯罪者に復讐する主人公を演じ、新境地を開拓した。

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11歳の頃から地元アリゾナ州の劇団や即興劇のグループに所属し、2005年にTVドラマで女優デビュー。07年の「スーパーバッド 童貞ウォーズ」で映画に初出演して以降、「ゾンビランド」(09)などで注目を集め、「小悪魔はなぜモテる?!」(10・日本劇場未公開)で初主演を務める。「ラブ・アゲイン」や「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(ともに11)でも好演を見せ、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ(12、14)ではヒロインのグウェン・ステイシー役を演じ、主演俳優のアンドリュー・ガーフィールドとの交際でも話題を呼ぶ。14年の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でアカデミー助演女優賞初ノミネートを果たす。ウッディ・アレン監督の「マジック・イン・ムーンライト」(14)と「教授のおかしな妄想殺人」(15)の2作連続でヒロイン役を務めた。ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(16)で女優志望の主人公を演じ、ベネチア国際映画祭の最優秀女優賞や、アカデミー主演女優賞など数多くの賞を受賞する。

Photo:Getty Images/ロイター/アフロ