【第47回日本アカデミー賞】総合司会の羽鳥慎一「ぜひ、自由に楽しく!」、初司会に挑む岸井ゆきのを全力フォロー!

2024年3月1日 19:00


取材に応じた羽鳥慎一と岸井ゆきの
取材に応じた羽鳥慎一と岸井ゆきの

第47回日本アカデミー賞授賞式が、3月8日に開催される。2020年から5年連続で総合司会を務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一と、23年に「ケイコ 目を澄ませて」で最優秀主演女優賞を受賞し、初の司会に挑む岸井ゆきのが取材に応じ、授賞式を前にした意気込みを語った。

――羽鳥さんが総合司会を務めるのは、今回でついに5回目となりましたね。

羽鳥:はじめの3回はコロナ禍で、形式を変えながらの開催でしたが、昨年は久しぶりにお客様を100%入れた状態で、今回も同様に開催できる。連続で通常の授賞式を迎えるのは、私にとっては初めてですし、映画界にもようやく日常が戻ってきたんだなと感じています。

――今年は、岸井さんとのコンビですね。

羽鳥:昨年の受賞スピーチで、岸井さんの溢れる映画愛を感じましたし、いわば“同僚”といえる俳優の皆さんに、映画ファンである岸井さんがどんな質問をされるのか、とても楽しみにしています。岸井さんが自由に楽しく司会できるよう、タイムキープはお任せください。

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――岸井さんは、この1年間で「次の授賞式、わたしが司会なんだよな~」的な思いが、頭をよぎる瞬間はありましたか?

岸井:昨年、最優秀賞をいただいた直後に「来年の司会をお願いします」というお話をしていただいて……。

羽鳥:うわー、そのタイミングでお願いされるんですね!

岸井:落ち着くために、司会のことはいったん忘れようと思うんですけど、会社(所属事務所のユマニテ)に行くと、サクラ(安藤サクラ)さんの「怪物」のポスターが貼ってあったり、ちょっと前(21年)には同じ事務所のシム・ウンギョンさんが司会をやっていたり。そうですね、会社に行くと思い出していました!(笑)

――司会に向けた準備というものはありましたか?

岸井:司会が決まった直後から、1本でも多く日本映画を映画館の大きなスクリーンで見ようと意識しましたね。後追いは絶対大変ですし、DVDや配信で見るのもあれだな~と。

――先ほど、羽鳥さんから「岸井さんが、俳優の皆さんにどんな質問をするのか楽しみ」という言葉がありましたが……。

岸井:それはわたしもすごく楽しみにしています。俳優さんに聞きたいことがたくさんありすぎて、話し出すと長くなりそうですが、羽鳥さんがタイムキープしてくださると聞いたので、そこは思いきり(笑)。

羽鳥:ぜひ、自由に楽しく! 思いきり、楽しんでいただいて大丈夫です。

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――今年の日本アカデミー賞の特徴として、12部門で優秀賞を受賞した「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)をはじめ、ヴィム・ヴェンダース監督の「PERFECT DAYS」、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」といった優秀賞作品が、第96回アカデミー賞にノミネートされたことが挙げられます。

羽鳥:2年前の「ドライブ・マイ・カー」を思い出しますよね。海外で注目されたことで、作品のことが知れ渡り、日本アカデミー賞もさらに盛り上がりました。今年はこの3作品がきっかけで、授賞式はもちろん、映画界全体の盛り上がりにつながればいいなと思います。

岸井:日本の作品が海外で評価されるだけじゃなく、ヴィム・ヴェンダース監督が撮った「PERFECT DAYS」のように、海外とコラボする合作もすごくいいなと思いますね。わたしも経験してみたいですし、(優秀主演男優賞を受賞した)役所広司さんは本当に昔から憧れの俳優さん。まだ、お会いしたことがなくて、授賞式当日は、聞きたいこともたくさんあるので、楽しみです。

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――少しだけ、第96回アカデミー賞に関する話題に触れさせてください。岸井さんは昨年、クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」を見るためだけに、ポルトガルまで行ったそうですね!

岸井:そうなんですよ! 日本公開がなかなか決まらず「本当に見られないんじゃないか? それでいいのか?」って。クリストファー・ノーランの最新作、しかも、私は(主演を務める)キリアン・マーフィが一番好きな俳優なんです。日本未公開のキリアン出演作を取り寄せて、字幕なしで見るくらい大好きで。ずっとクリスと一緒にやってきて、ついに主演で。そんな作品をスクリーンで見ないなんて、ありえないと!

ちょうど急に時間が空いたので、とにかく「オッペンハイマー」をシネコンで見られる都市に行こうと、いろいろ探してリスボンへ。(実際に見て)すごいですよ! 2回見たんですが、セリフは英語、そしてポルトガル語の字幕なので、理解するのが難しい部分もありましたが、日本公開が決まったので、答え合わせしたいですね。

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――羽鳥さんは、新人俳優賞に気になるお名前があるそうですね。

羽鳥:はい、高橋文哉くん(「交換ウソ日記」)です。ちょうど、わたしが進行を担当している「ゴチになります」(バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー)で、今回からレギュラー出演してくださっていて。

――バラエティの現場では、高橋さんってどんな印象ですか?

羽鳥:すごくきれいなお顔立ちだし、さわやかでカッコいいじゃないですか。でも、なんていうんでしょう……。ちょっと抜けてらっしゃるというか(笑)。先日もダーツが得意だって言って、投げ方もシュッとしているんですけど、全然、的に刺さらないんですよ。なので、授賞式では、改めてカッコいい“俳優・高橋文哉”さんを見てみたいですね。

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――おふたりだからこその貴重なエピソードをありがとうございます! 最後に授賞式を楽しみにしている映画ファンにメッセージをお願いします。

羽鳥:授賞式をご覧いただいて、「こういう映画が去年あったんだ」と思っていただき、今年1回でも多く映画館に行こうと思ってもらえれば、うれしいですね。

岸井:優秀賞を受賞された皆さんを通して、「この人が出てる映画、面白そう」って発見をしてほしいですね。面白い映画、いっぱいあるので! 日本アカデミー賞の授賞式は、お祭りでもあるので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

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