「シェイプ・オブ・ウォーター」作曲家、実在の女性スイマーを描くNetflix映画に参加

Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images

「シェイプ・オブ・ウォーター」「グランド・ブダペスト・ホテル」のオスカー作曲家のアレクサンドル・デスプラが、Netflixの「ナイアド（原題）」の音楽を担当することが分かった。米バラエティが第一報を報じた。

同作は、60歳にして、キューバからフロリダまでの110マイル（177km）を完泳するという生涯の夢を達成したアスリートのダイアナ・ナイアドの挑戦を描くもの。主人公のナイアドを「めぐり逢い」「アメリカン・ビューティー」のアネット・ベニングが演じる。ジュリア・コックスが脚本を手掛け、「MERU メルー」「フリーソロ」のエリザベス・チャイ・バサルヘリィとジミー・チンがメガホンをとる。

デスプラはバラエティに対し、作品を次のように評した。「チャイとジミーの演出はとても力強い。ダイアナ・ナイアドがその驚くべき挑戦の中で経験する危険と感情を共有させることに見事に成功している。そして、ダイアナ、ボニー（ジョディ・フォスター）、そしてクルーたちの友情が美しい経験を描き出した」

また創作過程について、「ストーリーやカメラの動き、光からインスピレーションを得るのはもちろんだが、登場人物の言葉にならない、目に見えない、隠された感情からもインスピレーションを得る。どの楽器が演奏されるべきか、その音域やオーケストラの規模を感じるんだ」と語った。

本作はトロント国際映画祭でインターナショナル・プレミア上映された後、10月20日から北米の一部劇場で公開。11月3日から配信される。