「オッペンハイマー」主演俳優、共演者との食事会を欠席　その理由は？

Capital Pictures/amanaimages

クリストファー・ノーラン監督の新作「オッペンハイマー」で主演を務めるキリアン・マーフィが、撮影中に共演者との夕食会を避けていたことが明らかになった。

「オッペンハイマー」は、歴史上有名な物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材にした歴史映画。第二次世界大戦中にマンハッタン計画を指揮し、原子爆弾の開発に成功したオッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く作品で、ノーラン作品常連のマーフィが主人公を演じている。

米ピープルの取材で、オッペンハイマーの妻キティを演じたエミリー・ブラントは、マーフィがキャストとの交流時間を削っていたと告白。「彼が背負っていたものの量は、とても大きなものだった。だから、私たちと一緒にディナーに来ることはなかったの」

マンハッタン計画を指揮した、米陸軍のレズリー・グローブス役を演じたマット・デイモンも口を揃える。「彼の頭はただただ満杯だったんだ」

一方、マーフィは「オッペンハイマー」主演をノーラン監督から打診されたことについて、「人生で最も素晴らしい日のひとつだった」と米エンターテインメント・ウィークリーで語っている。マーフィといえば、「バットマン　ビギンズ」「ダークナイト」「インセプション」「ダークナイト　ライジング」「ダンケルク」とノーラン作品の常連だが、「心の内では主役を演じることを夢に見ていた」と告白。だが、いったんオッペンハイマー役を引き受けると「とてつもなくエキサイティングで、同時に気が重くて恐ろしくなった」と語っている。

「オッペンハイマー」は7月21日の全米公開を予定している。