品川ヒロシ監督作「OUT」倉悠貴、醍醐虎汰朗、水上恒司がメインキャストに決定! 超特報も披露

2023年4月20日 06:00


キャスト第1弾が発表!
キャスト第1弾が発表!

倉悠貴醍醐虎汰朗水上恒司が、品川ヒロシ監督の最新作「OUT」でメインキャストを務めることがわかった。あわせて、本編映像を初めて使用した超特報映像が披露された。

原作は、累計発行部数650万部を突破した「ヤングチャンピオン」(秋田書店)で連載中の人気ヤンキー漫画。品川が自身の青春時代を綴り、自らの手で実写映画化したベストセラー小説「ドロップ」の後日談で、品川の中学からの友人である井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語となっている。

暴走族「東京狛江愚連隊」特攻隊長として暴れまくり、かつては「狛江の狂犬」と恐れられた伝説の超不良・井口達也が少年院から出所した。達也は、地元から遠く離れた西千葉の叔父叔母に引き取られ、更生を目標に焼肉店「三塁」で働きながらの生活を始める。しかし出所初日に、暴走族「斬人」副総長の安倍要とタイマンで喧嘩をしてしまう。少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意し、2人は交流を深めていく。

画像2

主人公の達也役を演じるのは、倉。NHK連続テレビ小説「おちょやん」に杉咲花演じるヒロインの弟役で出演したほか、今秋には主演映画「こいびとのみつけかた」(10月27日)の公開が控えている。倉は「絶対縁がないだろうと思っていたヤンキーの役、それも井口達也役に巡り合って、今でも驚きを隠せません」と語り、大役への葛藤があったことを明かす。同時に「多くの人に愛されている漫画なので、その期待に負けないように、そして敬意を持って撮影に挑みました」と語り、いら立ちや葛藤を経て成長していく青年を等身大で演じ切った。

品川監督は、「今回の達也は『ドロップ』の時のただただ暴れるだけの達也ではなくて、喧嘩をすると少年院に戻されてしまう、暴走族に戻るとお世話になっているおじちゃんとおばちゃんに迷惑がかかるという葛藤がある」と話し、「倉くんは目の奥に何か得体の知れないモノが潜んでいるんだけどナイーブな部分もあって今回の達也にピッタリ」と語っている。

暴走族「斬人」総長・丹沢敦司役には、「天気の子」で主人公の声を務め、現在は初主演ドラマ「シガテラ」(テレビ東京)が放送中の醍醐を配役。醍醐は「学生の頃から愛読している漫画で、しかも推しのキャラクターだったので、ものすごくテンションが上がりました!!」とオファーを受けたときの喜びを語る。

敦司役は原作人気の高いキャラクターで、中性的な外見とは裏腹にカリスマ性と圧倒的な強さを持ち、猟奇的一面をみせる難役。醍醐は「あっちゃん(敦司)はカッコよくないといけないので、準備段階で身体を絞ったのと、アクションで色々な動きに対応できるようにバク転を習得しました」と気合十分で撮影に臨んだ。品川監督も「あっちゃんは、可愛いルックスでありながら、実は凶暴でとにかく強い。醍醐くんがまさに可愛いルックスなのに、とんでもなく身体能力が高く、難しいアクションもさらりとやってのける」と太鼓判を押した。

「斬人」副総長・安倍要役は、岡田健史の名義で活躍し、今秋放送開始のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」への出演が決定している水上。強面の外見だが 律儀で義理人情に厚い男気溢れる熱血漢で、メンバーをまとめ上げるという役どころを圧倒的な演技力で体現。品川監督は、「要は、正義感とか友情を一番大事にしているキャラクター。それを感じさせてくれるのが水上くん。身体も大きくて筋肉がしっかりとしているので強さに説得力がある」とコメントしている。

OUT」は11月に全国公開。倉、醍醐、水上、品川監督のコメント全文は以下の通り。


倉悠貴

●オファーを受けたときの気持ち

絶対縁がないだろうと思っていたヤンキーの役、それも井口達也役に巡り合って、今でも驚きを隠せません。本当にこの大役を自分が担っていいのか、そんな葛藤がありましたが覚悟を決めました。

●脚本・原作コミックを読んで、どんな気持ちで撮影に挑んだ?

OUT」は多くの人に愛されている漫画なので、その期待に負けないように、そして敬意を持って撮影に挑みました。

●今回の役どころを演じて

ドロップ」で今まで描かれてきた達也の暴力的で荒々しい部分に加えて、アングラな世界に生きるが故抱える、生きづらさや弱さなど陰のようなものを意識して演じました。

●品川監督について

とにかく映画に熱い人でした。まずは一緒にジムに通うところから始まりました。撮影中もどんどんアイデアが出てきて、アクションや不良に誰よりも詳しい。あ、この方が撮る「OUT」は大丈夫だなと絶大な信頼を置いていました。

●撮影はどうだった?

アクションがとにかく多いので、体力的にかなり大変でしたが、全員が熱量高く、幸せな現場でした。

●共演の醍醐、水上について

2人とも魅力的すぎてずっと嫉妬してました。同世代の俳優と共演することも中々ないものなので、良い刺激になりました。

●本作を通して伝えたいこと

OUTの世界は、現代社会の中で生きる僕たちに通ずるものがあるような気がしています。彼らのまっすぐな信念や絆に何か感じていただけたら嬉しいです。


醍醐虎汰朗

●オファーを受けたときの気持ち

学生の頃から愛読している漫画で、しかも推しのキャラクターだったので、ものすごくテンションが上がりました!! 嬉しさと興奮で心臓がバクバクしすぎて大変でした(笑)。

●脚本・原作コミックを読んで、どんな気持ちで撮影に挑んだ?

とても好きな原作で、脚本も面白かったので、舞い上がる気持ちを抑えつつ、いつも通り脚本を読み解くなど役者として大事な作業をしていました。でも、現場には日々遊びに行く感覚で、何より楽しんで撮影していました!!!

●今回の役どころを演じて

まず、あっちゃんはカッコよくないといけないので、準備段階で身体を絞ったのと、アクションで色々な動きに対応できるようにバク転を習得しました(笑)。話し方であったり、実写にする際の再現率のバランス、チャレンジした事の無い役柄だったので、事前に作り込む作業にも時間をかけました。

僕も身長が低いので、あっちゃんの小柄で喧嘩が強いところは、学生時代に憧れていて、授業中に悪い人が入ってきたのをカッコよくやっつけるみたいな妄想をよくしていました。妄想が現実になった撮影期間はとても楽しかったです(笑)。

●品川監督について

品川監督は、アクションがとにかく大好きで、現場ではキャストのお手本でした。監督が誰よりも動けるから皆でプレッシャーだね!なんて話してました(笑)。

「撮影は遠足みたいなものだから、睡眠時間少なくなったってそんなん別に大した問題じゃないし、毎日楽しいんだよね~」という言葉がとても印象的で素敵な方だと思いました。

●撮影はどうだった?

真冬の撮影だったのでとにかく寒かった印象があります! 半袖に包帯を巻いただけの衣装の日は、芯から冷えていたので撮影終わりのお風呂が天国でした(笑)。同世代のキャストが多く和気あいあいと楽しい現場でした!

●共演の倉、水上について

倉くんは、ご自身で「出来ないよ~」と言いながらも、本番直前まで反復練習をひたすらしていて、向き合っている姿がとても素敵でした。お芝居をする際の、目力が印象的です!

水上くんは、男というより漢でした。(笑) 現場での立ち振る舞いが印象的で、周りをよく見て、行動されてる方なんだなと思いました。撮影前から誰よりもトレーニングをしていたり、食生活に気を使ったり、作品に真っ直ぐで凄くストイックで、その姿が刺激になりました!

●本作を通して伝えたいこと

仲間や友達を大切にしたくなるような作品だと思います。

●観客へのメッセージ

アクションシーン盛りだくさんで、爽快感抜群の映画です! 登場キャラクターも1人1人が個性的で、それぞれの魅力があるので推しキャラを見つけて頂けたら嬉しいです。公開を楽しみにしていてください!!


水上恒司

●オファーを受けたときの気持ち

学校のルールや野球部の規則など馬鹿真面目に守ってきた(ちょっと破ったこともなくはないケド)学生生活でしたので、俗に言うヤンキーの役はいつかは演じてみたいと思っていました。でも、リーゼントにヒゲ面デカ男とは思っていませんでした。

●脚本・原作コミックを読んで、どんな気持ちで撮影に挑んだ?

基本的に紙面と映像は別モノとして創って良いと思っている考えなのですが、原作の要を読んで受けたモノを元に私にしかできない映像化した要を創りました。

●今回の役どころを演じて

裏社会いわゆるアウトローの世界に、ある意味不適合な要を意識して作りました。やっていること、やってきたことは決して一般社会からすると逸れまくっているのですが、根本的に要は人として正しいんです。

●品川監督について

愛に溢れて溢れまくっている方が監督をされるとこうなるのだと見せつけられました。きっと今もどこかで違う方々に愛を注いでいるのでしょう。

●撮影はどうだった?

楽しく終えることができました。この言葉をここで吐き出せるのは本当に良いことです。

●共演の倉、醍醐について

倉君は、ひたすらいじりました。いじると面白い反応してくれるし、返してくれたので大変感謝しています。そのやり取りが達也と要のふとした瞬間にポロっと出てくれると信じていました。

醍醐君は、漢でした。ついつい彼の一挙手一投足を目で追ってしまう、そんな方でした。

●本作を通して伝えたいこと

水上、意外とこんな役やるんだ、とアピールしたいです。

●観客へのメッセージ

OUT」の阿呆達を観てこんな奴らでも生きてんだなと。守りたいものだけを守る、それは友達でも家族でも恋人でも、尊厳やモノだっていい。ご自身の大事なものを守りたいと思って貰えると嬉しいです。


品川ヒロシ監督】

●キャスティングの意図について

今回の達也は『ドロップ』の時のただただ暴れるだけの達也ではなくて、喧嘩をすると少年院に戻されてしまう。また暴走族に戻るとお世話になっているおじちゃんとおばちゃんに迷惑がかかるという葛藤があります。倉くんは目の奥に何か得体の知れないモノが潜んでいるんだけどナイーブな部分もあって今回の達也にピッタリだと思った。

あっちゃんは、可愛いルックスでありながら、実は凶暴でとにかく強い。醍醐くんがまさに可愛いルックスなのに、とんでもなく身体能力が高い。難しいアクションもさらりとやってのける。その説得力で決めました。

要は、不良なんだけど、正義感とか友情とかを一番大事にしているキャラクター。その正義感、友情を感じさせてくれるのが水上くん。身体も大きくて筋肉がしっかりとしているので強さに説得力がある。

●倉、醍醐、水上について

倉くんは、キレている時は危ない目、傷ついている時はナイーブな目、優しい時は優しい目、目でお芝居をしてくれる。アクションシーンもボロボロになって頑張っていた。

醍醐くんは、運動神経がとにかく凄い。漫画を再現するようなアクションシーンもすぐに出来る。可愛さと狂気の使い分けもバッチリだった。

水上くんは、とにかくストイック。顔が優しすぎるとも思ったけど役作りで漫画そっくりの要になっていたし、筋肉もジムに通ってひと回り大きく仕上げてきていた。水上くんのいるシーンは安心する。

●観客へのメッセージ

とにかく若いキャストのエネルギーが詰まった作品。ヤンキー映画なんだけど、更生しなければいけない達也の葛藤も描かれています。漫画に登場する普通ではあり得ない喧嘩シーンも再現しています。アクションシーンは必見です。ぜひ劇場でご覧ください。

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