ドナルド・グローバー主演で新たな「スパイダーマン」スピンオフ映画　米ソニーが企画

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米ソニー・ピクチャーズが独自に展開する“スパイダーマン・ユニバース”の新作映画で、ドナルド・グローバーが主演とプロデューサーを務めることがわかった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。

タイトル未定の同作の主人公は、マーベル・コミックスに登場する数多くのヴィランのなかでもとりわけ異彩を放つ“音楽系ヴィラン”、ヒプノ・ハスラーことアントワーヌ・デルソイン。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のロケットの生みの親でもあるビル・マントロによる原作コミックでは、「マーシー・キラーズ」なるディスコバンドのリードシンガーとして自ら開発した催眠音波発生装置が仕込まれた楽器を奏で、催眠状態に陥った観客に悪さをはたらくというお世辞にも“スーパー”とは呼べない。チャイルディッシュ・ガンビーノ名義でラッパーとしても活躍するグローバーは、音楽的要素に加えて、知名度の低いキャラクターゆえに自由な解釈で演じられるという点に魅力を感じ、主演を引き受けたそうだ。

かねて、ファンからマイルス・モラレス版スパイダーマン役を熱望する声があがっていたグローバーは、2015年のアニメシリーズ「アルティメット・スパイダーマン」でマイルス役の声優を務めたほか、「スパイダーマン　ホームカミング」（17）にマイルスの叔父アーロンらしき人物役でカメオ出演しているが、「スパイダーマン」関連作品に本格的に参加するのはこれが初となる。

企画はまだ初期段階であるため、エディ・マーフィの息子であるマイルズ・マーフィが脚本を執筆するということ以外に詳細は明らかになっていない。