岡田准一が断髪&洋装の土方歳三に「燃えよ剣」新場面写真&コメント公開

2021年9月29日 17:00


断髪・洋装で椅子に座る土方
断髪・洋装で椅子に座る土方

関ヶ原」の原田眞人監督と岡田准一が再タッグを組み、司馬遼太郎氏の同名小説を映画化する「燃えよ剣」の新場面写真と著名人からのコメントが公開された。

新選組副長・土方歳三を主人公に、近藤勇、沖田総司といった新選組の志士たちの知られざる人生と、彼らが生きた激動の時代“幕末”を描く。映画版では岡田が土方を、鈴木亮平が土方の盟友であり、新選組局長・近藤、山田涼介が天才的な剣豪・沖田、伊藤英明が土方と対立する初代筆頭局長・芹沢鴨、柴咲コウが土方と惹かれ合うお雪を演じる。そのほか会津藩藩主・松平容保役の尾上右近、江戸幕府の第15代将軍・徳川慶喜役の山田裕貴、新選組副長助勤として会津まで土方に付き従った斎藤一役の松下洸平ら、個性豊かな面々が顔をそろえた。

公開された場面写真は、土方歳三本人の現存する肖像写真と同じように、断髪・洋装で椅子に座る土方の姿が切り取られている。「刀を強く握りしめ、真直ぐ先を見つめる岡田の表情からは、武士としての誇りと哀愁、そして圧倒的な貫禄を感じさせる。

黒船が来航し開国を要求した江戸時代末期、幕府の権力を回復し、外国から日本を守ろうとする佐幕派と、天皇を中心に新政権樹立を目指す倒幕派の対立が深まりつつあった激動の時代――。武州多摩の“バラガキ”だった土方は、「武士になる」という熱い夢を胸に、近藤や沖田らとともに京都へ向かう。やがて徳川幕府が後ろ盾となり、芹沢鴨を局長に擁し、市中を警護する新選組が結成される。土方は類まれな手腕と厳しい法度で組織を統率し、新選組は倒幕派勢力の制圧に八面六臂の活躍を見せるが、時流は徐々に倒幕へと傾いていく。

燃えよ剣」は、10月15日に全国公開。

▼コメント一覧
内田樹(思想家・武道家)
土方歳三は「中隊長レベルの天才」として日本史上に異彩を放った。
戦闘集団はどうあるべきかについての洞察と、卓越した実戦成果において、近代日本の軍制史上でも、土方歳三は抜きん出ていた。
箱館時代の土方は「この人の指揮に従えば、必ず勝てる」と兵士に信じさせるほどの神話的オーラをまとっていたという。
まことに稀有の人と言う他ない。

大林素子(スポーツキャスター・女優)
多摩出身の私、ヒーローは土方歳三様。好き過ぎて歴史を辿る旅は、20年になり、今は会津若松の観光大使、また会津に部屋を借り二地域移住しています。
小説、文献など詳しい分、開始から泣きっぱなしで、映画が終わって欲しくないと、願っていた。
圧倒的なスケールとキャストが役に愛と、命を吹き込み、あの時代が甦ったみたいで、凄い!素敵以外の言葉が、見つかりません!
ご覧頂ければ、分かるはず。どこか片隅にでも出演したかったな。

・加来耕三(歴史家・作家)
映画『燃えよ剣』は、日本刀の発する火花で原作を超えた。
監督は幕末を丹念に調べ、娯楽性を尊重しつつ、可能な限り史実を採ろうと苦闘している。
その真摯さ、出演者の演技がここに、歴史に残る名作を誕生させた。

・菊地明 (幕末史研究家〔新選組検定監修者〕)
あの『燃えよ剣』の映画化ということで、どこまで原作の世界に迫ることができるのか、
実は期待値は大きくはなかった。しかし、上映時間の148分、その迫力にすっかり魅入らされてしまった。

・北村晴男(弁護士)
日本にとって攘夷は正義か!それとも攘夷思想に取り憑かれた不逞浪士を斬る事が正義なのか!
「もしその時代に生まれたなら、何を正義と考え、どう生きるのか」が問われている。

・こがけん(お笑い芸人)
土方歳三と名刀・和泉守兼定との出会いが必然だったように、
この作品と岡田准一の出会いもまた、必然だったのだろう。
殺陣を自ら構築し新しい土方像を更新した岡田准一の鬼気迫る演技はそれを証明するのに十分だ。
時代に迎合しないバラガキ(ならず者)の人生は、熱く、愚直で片時も目が離せない。

コシノジュンコ(デザイナー)
これはただの時代劇ではなく、世界に誇れるJIDAIGEKI。
思わず息をのむ圧倒的な映像美とスペクタルなシーン、日本建築の美しさを生かしたロケーションも素晴らしい。
日本のあけぼのに向かう男の意志と意地。これこそ男の美学。

佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)
世界遺産や国宝クラスの建造物でロケしたという映像が圧倒的すぎる。司馬遼太郎の国民的な文学が、こんなにリアルな映像と演出で観られるなんて…ただ感無量です。「超大作」と呼ぶしかない。

・シブサワ・コウ(コーエーテクモゲームス ゼネラルプロデューサー)
すべての幕末ファン、歴史ファンに観ていただきたい作品。
激動の時代を駆け抜けた、土方ら若者たちが生き生きと描かれており、
「幕末を舞台にしたゲームをもう一度創りたい!」とクリエイター魂を大いに刺激されました。

・関容子(エッセイスト)
土方歳三は原田眞人監督がお若いころから注目されていた人物ですが、本作では、その青年期から新選組副長として立派なサムライへと成長する姿が魅力的に描かれており、大変感動しました。
岡田准一さん演じる土方歳三は、特にその洋装姿が実際の土方に生き写しで、目を瞠るものがあります。
音楽の使い方も印象的で、時代劇では使われることがほぼないであろう、ビゼーの「真珠採り」のメロディがとてもマッチしていました。
松平容保、孝明帝を演じた、尾上右近さん、坂東巳之助さん(その怪演たるや!)も瞠目の出来。やはり時代劇に歌舞伎俳優はなくてはならない存在だと思いを新たにしました。

千住明(作曲家)
才に秀で、時代に従い、時代に流され、やがて時代をリードし、時代を創る。それは忘れていた篤い想い。土方は今の日本人にとってリアルなレジェンドだ。

・宋美玄(産婦人科医・医学博士)
岡田くんの演技を通じ、新選組に対する見方が変わりました。
類稀なる能力を持ちながら時代に翻弄された土方歳三の人生に、初めて共感することができました。

田原総一朗 (ジャーナリスト)
久々に見ることが出来た力の籠った映画であった。歴史上でみれば、新選組は、いわば保守反動である。朝廷を担いで明治政府を開いた薩長の敵である。だが「バラガキ」であった土方歳三たちは、そこに誠を見出して生命を奉じるのである。この映画では、彼らの誠がよく理解できる。感動した。

・野口みずき(アテネオリンピック 女子マラソン金メダリスト)
激動の時代を真っ直ぐに信念を貫き通した剣士達に感動しました。
土方歳三を演じる岡田准一さんの演技は圧巻でした!

・羽根田卓也(東京オリンピック カヌー日本代表)
何度となく原作を読み返し、土方歳三を好きになるきっかけとなった「燃えよ剣」。
その実写版も冒頭からラストまであっという間の、会心の出来でした。
一番の見どころは劇中の殺陣。これまで観た時代劇の中で最も迫力があり、土方と芹沢鴨が対峙するシーンでは、「幕末の斬り合いとはこうだったのではないか」と思わせるリアリティに驚愕しました。
岡田准一さん演じる土方歳三は、“潔く、清々しい男”という自分の中の土方のイメージにぴったりでしたし、沖田総司の儚さを体現した山田涼介さんも素晴らしかったです。

・原晋(青山学院大学 陸上競技部 長距離ブロック 監督)
いつの世も人間社会では時代に翻弄されながら生きることが常である。『時代を追うな。夢を追え。』最後まで新選組の一員として戦う姿、男としての誇りを俳優岡田准一が熱演。
時代の流れに一喜一憂せず、筋を通して生きた土方歳三、カッコ良すぎです。

・土方愛 (土方歳三子孫)
泥臭くも人間味溢れ、心を鷲掴みにされるような歳三像。
岡田さん、魂込めて歳三さんを演じてくださりありがとう。

・ぼる塾 田辺智加(お笑い芸人)
日本史の教科書には新選組があまり詳しく載っていないのでこの作品はとても嬉しいです。
燃えよ剣』はずっと気になっていた作品なのでこうして映画で見れてとても嬉しいです。
出演者がとても豪華でいいんですか?!と驚きました。
この作品を通して新選組の信念、荒々しさ、儚さが伝わってきました。老若男女楽しめる作品です。

・松吉真幸(北野天満宮 禰宜)
鏡のような白刃で身を斬られる、想像を絶する痛みが想像できる剣戟の凄まじさ。全編に流れるビゼーの名曲が、夢を追って、せめぎあう時代と時代の淵へなだれ落ちてゆく烈丈夫どもの哀れを掻き立てる。武士(もののふ)の義ではなく、バラガキの意地で弾幕の中へ飛び込んでゆく土方の最期は、遙かなる名作『ワイルドバンチ』に比肩する悲壮美であった。

柳家花緑(落語家)
気が付けば148分。そんなあっという間にも、1年間続いたドラマを観終わったようにも感じた。
ドキュメンタリーとも思わせる後味と余韻が心に染みる。信念と行動力は未来を創る。
いつの時代もきっとそうなんだろうと土方歳三に思いを馳せる。
燃える剣で心を鍛え、魂を燃やし尽くした人生に、生き切ることの大切さを教わった。

ロバート・キャンベル (日本文学研究者)
率直なストーリーラインと美しい場面構成、
キレキレの編集で今回も原田監督に圧倒されました。
田舎者で、とぼとぼ歩きから「武士道はこうあるべきだ」と真っ直ぐに言い切る岡田准一の演技は芯が通っている。
侍になるにはハングリーな心と確かな腕が要る。

・ロバート 山本博(お笑い芸人)
凄まじい戦闘シーンの熱量!緊張感!土方歳三の眼差し!興奮で全身の毛穴が開いた!池田屋襲撃をこの目で目撃することが出来、感動しました!!

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