「グランド・イリュージョン3」が本格始動 「アメリカン・ハッスル」脚本家を起用
2020年5月14日 13:00
[映画.com ニュース] 米ライオンズゲートが、ジェシー・アイゼンバーグが天才イリュージョニストを演じた人気シリーズの第3弾「グランド・イリュージョン3(仮題)」の脚本家に、「アメリカン・ハッスル」のエリック・ウォーレン・シンガーを起用し、本格始動したことがわかった。米バラエティが報じている。
華麗なイリュージョンで汚れた金を奪い、世の中に還元するイリュージョニスト集団「フォー・ホースメン」の活躍を描く同シリーズは、第1作「グランド・イリュージョン」(2013)と続編「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(16)の世界累計興行収入が、6億8700万ドルという大ヒットを記録している。
ファン待望のシリーズ第3弾は当初、ドウェイン・ジョンソン主演のディザスターパニック大作「カリフォルニア・ダウン」続編に起用された注目の新進脚本家コンビ、ニール・ワイドナーとギャビン・ジェームズが脚本を担当すると報じられていた。だが、製作元のライオンズゲートはこのほど、「アメリカン・ハッスル」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされた実力派で、直近では「トップガン マーヴェリック」で共同脚本を手がけたシンガーを、脚本家に迎えたと発表した。
ライオンズゲートのネイサン・カヘイン代表は、「以前からマジックやイリュージョン、“騙しの美学”といったものに興味を持っていたエリックは、シリーズの神髄を継承しつつ、フォー・ホースメンを新たなレベルへと押し上げる素晴らしいストーリーを提案してくれました。裏の裏をかく巧みなトリックの数々で観客を驚かせ、楽しませてきたこのシリーズですが、エリックは最新作でも、アッと驚く斬新なトリックを多数用意してくれているはずですよ」と太鼓判を押している。
シリーズ前2作を手がけたアレックス・カーツマンとボビー・コーエンはプロデュースに回るとのこと。マジック監修は、デビッド・カッパーフィールドに代わり、トランプを使った超絶マジックで世界に名をはせる現役のマジシャン、ジョナサン・ベイムが務める。
監督やキャストなどその他の詳細は現時点で不明だが、フォー・ホースメンのリーダー、アトラス役を演じるアイゼンバーグ以下、ウッディ・ハレルソン、デイブ・フランコ、アイラ・フィッシャー、マーク・ラファロらオリジナルキャストが続投するものとみられている。