ハンディキャップを負う人々のバスケチーム描いた感動作 「だれもが愛しいチャンピオン」デジタル配信&DVD発売
2020年5月2日 16:00
[映画.com ニュース] スペインで2018年の興行収入ランキング(国内映画)で第1位となった映画「だれもが愛しいチャンピオン」が、6月17日~7月2日に期間限定特別値下げ価格で先行デジタル配信されることがわかった。7月3日には、映画の裏側に迫った長編ドキュメンタリーの映像特典を含むDVDが発売され、レンタルも開始される。
スペインのアカデミー賞と言われる第33回ゴヤ賞で作品賞を含む3部門を制し、第91回アカデミー賞外国語映画賞のスペイン代表に選出された感動作。ハビエル・フェセル監督がメガホンをとり、迷走中のプロバスケットボールのコーチ・マルコと、ハンディキャップを持つメンバーで結成されたバスケチームの絆を描いた。実在するチームに着想を得た心あたたまるストーリーで、ハビエル・グティエレスがマルコ役を好演。オーディションで600人の中から選ばれた実際に障がいを持つ10人の俳優が、バスケチーム「アミーゴス」のメンバーを演じた。その中のひとり、ヘスス・ビダルは、ゴヤ賞で新人俳優賞を受賞している。
プロバスケットボールのコーチを務めるアラフォー男・マルコは、負けることが大嫌い。短気な性格が災いして問題を起こした上、飲酒運転事故によりチームを解雇されてしまう。新たに知的障がい者のチーム「アミーゴス」を指導することになったマルコは、メンバーの自由過ぎる言動に困惑していたが、やがて彼らの純粋さ、情熱、豊かなユーモアに触れて一念発起。やがてマルコとアミーゴスの面々は、全国大会でまさかの快進撃を見せる。
DVDには、スペインで別途劇場公開された製作ドキュメンタリー「特殊じゃない、異なりもしない、だれもが愛しいチャンピオン」を収録。アミーゴスに選ばれたメンバー10人の日常やユーモア溢れるやりとりが映し出され、彼ら自身や周囲の人々の考え方や生き方が垣間見える内容となっている。ポニーキャニオンショッピングクラブ(PCSC)でDVDを購入すると、先着で劇場版パンフレットがついてくる。
「だれもが愛しいチャンピオン」は、6月17日~7月2日に特別値下げ価格で先行デジタル配信がスタート。7月3日にはDVDセット(税別3800円)が発売し、レンタルも開始。詳細は、公式サイト(ttps://movie-product.ponycanyon.co.jp/item078.html)で確認できる。