「蠅の王」の映画化にルカ・グァダニーノ監督
2019年8月4日 14:30
[映画.com ニュース] 米ワーナー・ブラザースが、作家ウィリアム・ゴールディングの小説「蝿の王」を映画化する新作について、「サスペリア」「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督と交渉中であることがわかった。
「蝿の王」は、無人島に漂着した少年たちが野生に目覚め、理性と秩序を失っていくという物語。これまでに、ピーター・ブルック監督作(1963)、ハリー・フック監督作(90)と2度にわたって映画化されている。
ワーナーは約2年前から、3度目の映画化企画の準備を進めてきた。米バラエティによれば、はじめは主人公を少年から少女たちに変えて製作する予定だったが、グァダニーノ監督との契約がまとまれば、新作は原作に忠実に、かつ現代的な解釈を加えるものになるようだ。なお、脚本家はまだ決定していない。
グァダニーノ監督は現在、クロエ・セビニー、アリシー・ブラガ、キッド・カディ、ジャック・ディラン・グレイザー、トム・メルシエが共演する米HBOのミニシリーズ「We Are Who We Are(原題)」に着手している。