グラフィックノベル「サンドマン」をNetflixが実写ドラマ化
2019年7月16日 14:00
[映画.com ニュース] 米ストリーミング大手のNetflixが、グラフィックノベル「サンドマン」の実写ドラマの制作を発注した。米バラエティが報じている。
ニール・ゲイマン原作のDC/バーティゴコミック「サンドマン」は、1989年から96年までに75巻が刊行された。ドリームという夢を司る王が主人公で、夢の中と現代世界、さらには地獄など別世界でストーリーが展開される壮大なダークファンタジーだ。
これまでに何度となく映画化が企画され、最新版の脚本は原作者のゲイマンがデビット・S・ゴイヤー(「バットマン ビギンズ」)と共同で執筆。ジョゼフ・ゴードン=レビットが監督・製作・主演を務めることになっていたが、クリエイティブ面での相違を理由に2016年に降板している。
そんな経緯を経て、このほどテレビドラマとして映像化されることが決定。ショーランナーを務めるのは、ガル・ガドット主演の映画「ワンダーウーマン」の原案・脚本を担当したアラン・ハインバーグで、ゲイマン、ゴイヤーも脚本家、制作総指揮として参加する。制作はワーナー・ブラザース・テレビジョンで、ファーストシーズン向けに10話が作られることになる。
ファンタジー作家として知られるゲイマンは、米ドラマ界で人気の原作者となっている。原作・制作総指揮を務める「アメリカン・ゴッズ」のシーズン3の制作が決定しているほか、原作・脚本・制作総指揮を務める「グッド・オーメンズ」は米Amazonで配信がはじまったばかりだ。また、キャラクター創造を手がけた「LUCIFER ルシファー」は、米フォックスによってシーズン3で打ち切られたものの、Netflixに救済され継続している。