「明日に向って撃て!」脚本家、ウィリアム・ゴールドマン氏死去
2018年11月19日 12:00
[映画.com ニュース] 「明日に向って撃て!」「大統領の陰謀」など数々の名作を手がけた脚本家ウィリアム・ゴールドマン氏が、大腸がんと肺炎の合併症により11月15日(現地時間)、米ニューヨークの自宅で死去したと米メディアが報じた。87歳だった。
名門コロンビア大学で英文学の修士号を取得後、小説家としてキャリアをスタートさせたゴールドマン氏は、英国発スパイアクション「潜行」(1965)で映画界に進出。69年、実在した2人のアウトローの自由奔放な生きざまを、ポール・ニューマン&ロバート・レッドフォード主演で描いた西部劇の傑作「明日に向かって撃て!」でオリジナル脚本を手がけ、アカデミー賞脚本賞に輝いたゴールドマン氏は、再びレッドフォードを主演に迎えた社会派サスペンスドラマ「大統領の陰謀」(76)でアカデミー賞脚色賞も受賞している。
70年代から90年代にかけて、「華麗なるヒコーキ野郎」(75)、「マラソンマン」(76)、「遠すぎた橋」(77)、「ミザリー」(90)、「チャーリー」(92)など数多くの秀作・ヒット作を世に放った同氏はまた、カルト的人気を誇るロマンティックファンタジー「プリンセス・ブライド・ストーリー」の原作者としても知られている。