市川海老蔵、ABKAI第4回公演発表も意気込みなし「出番少なくなれば」
2017年4月10日 16:00
[映画.com ニュース] 歌舞伎俳優の市川海老蔵の自主公演ABKAI2017「石川五右衛門 外伝」の製作発表が4月10日、都内のホテルで行われた。
過去3回の公演で5万人以上を動員し、第4回となる今回は昨年11月の博多座公演「石川五右衛門」を再構築してスケールアップさせる予定。市川右團次、中村壱太郎のほか、俳優の中山優馬、山田純大、前野朋哉らも出演し歌舞伎に初挑戦する。
だが、海老蔵は「意気込みは、ない」ときっぱり。チケットは既に1万枚以上売れていることを自ら明かしつつも、「ジャニーズ効果かな? 海老蔵力か。1演目1回と考えると、1年で1000回以上も舞台に立っているので、自分でもやりすぎとちょっと思う。毎日、疲れています。これで僕の出番が少なくなることをひそかに期待しています」と冗談めかした。
さらに、昨年主演したドラマ「石川五右衛門」のテレビ東京も主催社のひとつとして参加しているものの「そんなに関係はないんですよね」と高笑い。それでも、「歌舞伎はもともと大衆性のあったものだから、多くの人に見てもらいたいというろころから始まった公演。楽しく過ごせたらいいなと思う」と話した。
また、乳がんで闘病中の妻・小林麻央がここ数日、息切れなど体調がすぐれないことをブログで明かしているが、「調子悪くてね。今は落ち着いているけれど、今日も側にいたいから、会見を1時間くらい遅らせる、ハリウッド俳優のようなことをしようと思った。早く戻ってあげたい」と気遣っていた。
ABKAI2017「石川五右衛門 外伝」は6月9~25日、東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーンで上演される。