米パラマウント「ターミネーター:新起動」続編2作を断念
2017年3月23日 12:00
[映画.com ニュース] 米パラマウント・ピクチャーズが「ターミネーター:新起動 ジェニシス」(2015)の続編製作を打ち切ったと、米ニューヨーク・デイリーニュース紙が報じた。
シリーズ通算5作目にあたる「ターミネーター:新起動 ジェニシス」は当初、新3部作の第1弾として計画され、続編2作が17年と18年に公開される予定だった。ターミネーター役に復帰したアーノルド・シュワルツェネッガー、サラ・コナー役を務めたエミリア・クラークらの契約書には、続編2本への出演がオプションとして盛り込まれていたが、いまだに続編に関する動きはない。
関係者によれば、「パラマウントは今後の製作スケジュールから『ターミネーター』シリーズを完全に消してしまった」という。「『ターミネーター:新起動 ジェニシス』は、シリーズを再生させるための作品とみられていた。スタジオに大きな利益をもたらしたものの、批評家に嫌われ、パラマウントは続編を作る意欲を失ってしまったんだ」と説明しているという。
「ターミネーター」に関する権利は11年にメーガン・エリソン率いるアンナプルナ・ピクチャーズが獲得。その後、兄デビッド・エリソンが率いるスカイダンス・プロダクションのもとで「ターミネーター:新起動 ジェニシス」が製作されることになった経緯がある。ちなみに、「ターミネーター」の権利は19年に生みの親であるジェームズ・キャメロン監督に戻ることが決まっている。