ポーランド映画祭2015ラインナップ決定 A・ワイダの名作や「イーダ」など新旧20の話題作がずらり

2015年10月31日 07:30


ポーランド映画祭2015チラシ
ポーランド映画祭2015チラシ

[映画.com ニュース]11月14日に開催するポーランド映画祭2015の全ラインナップが発表された。イエジー・スコリモフスキが監修を務め、世界の映画史に名を残す巨匠の傑作をはじめ、ウッチ国立映画大学出身者の作品、第87回アカデミー賞外国語映画賞受賞作「イーダ」などバラエティに富んだ新旧20作品を紹介する。

ロマン・ポランスキークシシュトフ・キエシロフスキーらを輩出し、「世界の映画学校ベスト25」のひとつにも選ばれているウッチ国立映画大学出身監督の特集では、タデウシュ・フミェレフスキエヴァは眠りたい」、スコリモフスキの長編第1作「身分証明書」、アンジェイ・ワイダ約束の土地」、ユリウシュ・マフルスキ「ヴァバンク」の4本を紹介。

ポーランドの最新映画を集めた「ポーリッシュ・シネマ・ナウ!」では、第87回アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート作品2作品を含む、5作品が日本初公開される。

また、戦後70年を記念し、「戦後70年/ワイダと戦争」と題し、アンジェイ・ワイダのの「世代」「地下水道」「灰とダイヤモンド」の戦争3部作、日本初公開の「サムソン」を上映。そのほか、「イーダ」「借金」など過去のポーランド映画祭で人気の高かった7作品をアンコール上映する。

映画祭初日にはスコリモフスキ監督が来日し、舞台挨拶を行う予定だ。前売り券や作品詳細は映画祭公式サイトで(http://www.polandfilmfes.com)告知する。

ポーランド映画祭2015は、11月14~20日まで角川シネマ新宿で開催。

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第二次世界大戦が終結したポーランドの地方都市を舞台に、共にナチと戦った過去を持つポーランド労働者党書記シュチューカと、国内軍系ゲリラ兵マチェクが辿る悲劇を綴った、アンジェイ・ワイダ監督による「抵抗三部作」の最終作。
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ドイツ軍に占領され荒廃した旧市街を舞台に、ワルシャワ蜂起の敗北が迫る最終段階を描いた、アンジェイ・ワイダ監督による「抵抗三部作」の第2弾。

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