初音ミクが歌う卒業ソング「桜ノ雨」が実写映画化決定!
2015年3月10日 22:50
[映画.com ニュース]ボーカロイド「初音ミク」が歌い、中高生の卒業ソングの定番として知られる楽曲「桜ノ雨」が、実写映画化されることがわかった。キャストや物語などの詳細情報は明かされていないが、同曲をノベルライズした書籍を基に製作され、今年公開予定だという。
「桜ノ雨」は、2008年にhalyosy氏がニコニコ動画で発表し、高校生活を送る初音ミクとその卒業をテーマとした人気楽曲。09、10年には200を越える中学・高校の卒業式で合唱され、リクルート社が発表した「2013年卒業ソングランキング」では第3位を獲得した。
ノベル版はhalyosy氏が原作・原案を担当し、ボーカロイドキャラをモデルにした未来(ミク)や鈴(リン)、蓮(レン)らの高校生活を、全3巻で描く。なお、蓮を主人公にしたスピンオフ「Fire◎Flower 君を好きでいられて良かった」の第2巻が、3月7日から発売されている。
halyosy氏は、「今年も全国の学校で『桜ノ雨』は歌われるそうです。この曲を発表して7年が経ちました。最初の年に中学校で歌った方は今ごろ、大学生や社会人をされているのでしょうか」とコメントを寄せている。さらに、「みんなで作り上げてきた『桜ノ雨』には、たくさんの歴史があります。もう何が起きても驚かない! と思っていましたが、まさかの実写映画化。いまだに信じられませんが、頂いた脚本を見る限りどうやら本当のようです」と話し、「『もしミクさんが高校生だったら……』という妄想から生まれた『桜ノ雨』がどんな映像となるか、一緒に楽しんで頂けたら幸いです」とアピールしている。