夕張到着の松岡茉優、メロン熊に「気持ち悪い（笑）」　市民は松田龍平に大歓声

［映画.com ニュース］　今年で25周年を迎える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」が、2月19日に開幕。開会式を前に、オープニング作品「ジヌよさらば　かむろば村へ」主演の松田龍平、松尾スズキ監督、ニューウェーブアワードの松岡茉優らゲストが夕張に到着し、市民の熱烈な歓迎を受けた。

ゲスト一行は、新千歳空港からバスで夕張へ。市内に入ると、あちこちに同所を舞台に撮影された故高倉健さん主演の名作「幸福の黄色いハンカチ」を彷彿（ほうふつ）させる、歓迎の意を示す黄色いハンカチがなびき、通り過ぎるバスに向かって市民がハンカチを振る姿が見られた。ゲストが宿泊するホテル前には、カラフルな衣裳に身を包んだ女性たちがお出迎え。寒空の下でゲストの到着を待ち構えており、一行がバスから降りると「お帰りなさい！」と笑顔をのぞかせた。

松田は、北海道を舞台にした大泉洋主演「探偵はBARにいる」シリーズに出演するなど、北海道と浅からぬ縁がある。昨年は「舟を編む」で日本アカデミー賞主演男優賞に輝き、一昨年にはNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演するなど大活躍で、夕張でも抜群の知名度を誇っている様子。沿道のあちこちから飛ぶ「松田さん、おかえりなさい！」という声援に笑顔で手を振っていた。

また、昨年新設された、更なる活躍を期待されるクリエイター、俳優に贈られる「ニューウェーブアワード」の「女優賞」に輝いた松岡は、クリエイター部門で同賞に輝いたアニメ「くるみ割り人形」監督の増田セバスチャンと共に来場。夕張のマスコットキャラクターとして人気の“メロン熊”の熱烈な歓迎を受け、ビックリ。血のついたキバをむき出しにしたメロン熊の口に手を突っ込み、「気持ち悪い（笑）！」と軽快な笑い声をあげていた。

同日夜のオープニングセレモニーで映画祭は正式に開幕。22日に各受賞作が発表され、23日に閉幕する。