ケラン・ラッツ、「エクスペンダブルズ3」でスタローンからダメ出し？

［映画.com ニュース］　シルベスター・スタローンほか豪華アクションスターが共演する人気シリーズ第3弾「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」が10月28日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催中の第27回東京国際映画祭で特別招待上映され、来日中のパトリック・ヒューズ監督と出演のケラン・ラッツが舞台挨拶に立った。

スタローン演じるリーダー・バーニー率いる軍団「エクスペンダブルズ」が、かつての仲間と敵対し、チーム崩壊の危機を迎える姿を描く。ラッツのほか、メル・ギブソン、ハリソン・フォード、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプスらがシリーズ初参戦を果たした。

初来日のラッツは、「すっかり日本に恋しちゃったよ」と滞在を満喫中。子供の頃からあこがれていたスターたちとの共演は、「ランボー、ターミネーター、ゾロ、長靴を履いた猫など、スーパーヒーローたちとの仕事はとにかく興奮したよ！　現場ではみんな筋肉自慢してふざけ合ったりしていて和気あいあい。僕はスポンジになったように彼らから色々なものを吸収していたんだ」と充実した撮影を振り返った。

なかでも座長・スタローンとの仕事は格別の体験で、「スタロ—ンは父親的な存在で色々と面倒を見てくれた。銃撃戦のシーンでは、隣りにスタローンがいるだけでうれしくてニコニコしちゃって、『お前、人を殺す時に笑うな！』とダメ出しされたよ」と裏話を披露。個性的なスターたちを見事まとめあげたヒューズ監督は、「それぞれに背景や歴史がある素晴らしいスターたちが勢ぞろい。彼らの映画の歴史をこの1本の映画に詰め込んだんだ」と自信をのぞかせた。

さらに、急きょスタローンファンたちによる“雄叫びモノマネ選手権”も開催。スタローンのモノマネ芸人・スタスタローンが名誉を守り抜いてグラプリに輝き、ヒューズ監督は「衣装に小道具に髪型にバンダナ。ちょっと筋肉はさびしいけど、それ以外は役になりきっていた！」と奮闘を称えた。

「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」は、11月1日から公開。