蒼井優、WOWOW版「MOZU」に参戦！佐野史郎は公安部部長役に

［映画.com ニュース］　女優の蒼井優と俳優の佐野史郎が、WOWOWで放送されるドラマ「MOZU Season2 ～幻の翼～」に出演していることがわかった。蒼井はフリージャーナリストの名波汐里、佐野は警視庁公安部部長の池沢清春警視監を演じる。

逢坂剛氏の伝説のハードボイルド小説「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」（ともに集英社文庫刊）を、WOWOWとTBSの共同制作で手がける連続ドラマ。TBS系列で放送される「MOZU Season1 ～百舌の叫ぶ夜～」は、爆発事件で妻を失った公安のエース・倉木（西島秀俊）、捜査一課の叩き上げの刑事・大杉（香川照之）、女性公安警察官の美希（真木よう子）が、反目しながら次第に信頼関係を構築し、繁華街で起こった爆発事件の真相に迫る様子を描く。

蒼井と佐野が出演する「MOZU Season2 ～幻の翼～」は、日本のみならず国際的なテロリスト集団との息詰まる駆け引きを中心に描かれる。蒼井は、脚本を読み「あるテロ事件が物語の主軸になっていますが、単にそれを前面に押し出してテロを起こした側、起こされた側というように分けて描くのではなく、事件に絡む様々な人たちの抱えている問題や関係が、多面的に描かれていて面白い脚本だと思った」という。

それだけに蒼井の意欲は並々ならぬものがあり、「素晴らしいスタッフ、キャストの皆さんに囲まれて濃いキャラクターを演じるので、刺激的な撮影が続いていくと思います。それについていけるかどうか、自分にとっては挑戦です」と話す。さらに、「シーズン2からの途中参加ということについても、『ダブルフェイス』でご一緒させていただいたスタッフですし、会ったことのある共演者の方々も多いので心配はしていません」とコメントを寄せた。

初の公安警察官役に挑む佐野は、「実態のつかめない役どころを演じることが少なくはありませんが、やはりはじめての役柄となると不安があります」と本音を吐露。それでも「国家に身を捧げ、忠誠を尽くし、国際テロ組織と対じする、その心情や思想を心底身体に叩き込むにはどうしたら良いのか。壮大な世界を前にして、無理にわかろうとせず、その世界に身体を預けるしかないのでしょう」と覚悟のほどを明かした。

監督を務めるのは、「海猿」シリーズの羽住英一郎。メインキャスト3人のほか池松壮亮、伊藤淳史、長谷川博己、石田ゆり子、小日向文世が共演し、Season1には生瀬勝久、吉田鋼太郎、有村架純が出演する。

「MOZU Season1 ～百舌の叫ぶ夜～」はTBS系列で4月10日から毎週木曜午後9時から放送（初回2時間スペシャル）、「MOZU Season2 ～幻の翼～」は6月22日から毎週日曜午後10時から全5話で放送。