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劇団ひとり堂々たる初監督ぶり!俳優兼務の“二刀流”は「浅はかだった」

2013年9月13日 05:00

「青天の霹靂」で初メガホンを とった劇団ひとり監督「青天の霹靂」

「青天の霹靂」で初メガホンを
とった劇団ひとり監督
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[映画.com ニュース] お笑い芸人、作家、俳優としてマルチな活躍をみせる劇団ひとりの映画監督デビュー作「青天の霹靂」が9月12日、都内近郊でオールアップを迎えた。映画.comが独占取材を敢行した長野・上田の劇場でのロケでは、初監督とは思えないほど堂々とした立ち居振る舞いで縦横無尽に疾走。充実した面持ちで、「毎日楽しいですよ。ロケハンのときから全てが楽しいです」と笑顔をのぞかせた。

青天の霹靂」は、累計発行部数100万部を突破した処女小説「陰日向に咲く」に続く、劇団ひとりの書き下ろし小説第2弾。天涯孤独での売れないマジシャン・晴夫が、40年前の浅草にタイムスリップし、若き日の両親と出会いながら自分の出生の秘密を知る姿を、笑いとユーモアを交えながら描く。原作発売当時から今作の映画化を熱望する劇団ひとりの思いを知っていた東宝の川村元気プロデューサーが、監督に抜てきする大英断をくだし、原作者自らがメガホンをとることになった。

撮影が行われたのは、上田市にある大正6(1917)年創業の老舗劇場「上田映劇」だ。現在は定期上映をしていないが、関東大震災で消失する前の帝国劇場と同形の天井は健在で、製作サイドからのロケの申し出を快諾。昭和の雰囲気が残る周辺の店舗も撮影に協力的で、商店街全体を浅草・花やしき通りに仕立てることに成功した。

「ヨーイ、ハイ!」。劇場エントランスに設置されたディレクターズチェアに陣取る劇団ひとり監督から発せられる掛け声は、思いのほか力強い。クランクイン当初は現場から離れられなかったといい、「モニターで見るのがイヤで、カメラの横で見ていました。最近は逆にこっち(モニター)の方が見やすくなってきましたね」と明かす。演出については、「自分のイメージはあるのに、それを役者さんに言葉として伝えられないというのが一番引っかかっています。やって見せることの方が多いですね」と戸惑いながらも、前向きだ。

大泉洋扮する晴夫の父・正太郎役で出演もしており、監督との“二刀流”に挑んでいる。キャラクターに魅力を感じたそうで、「他の役者さんに演じられたくなかったんです」と説明。しかし、「はっきり言って後悔しています。考えが浅はかでした。こんなにやり辛いものはないですよ。やってみるまで分かりませんでした。どちらかに集中したいですね」と頭を抱える。

それでも主演の大泉、ヒロインの柴咲コウからは全幅の信頼を寄せられている。「非常に堂々たるもので、現場で迷う姿を見たことがない」(大泉)、「初めてだから色々と迷われているはずなのに、そういう不安感はまったく感じない」(柴咲)とふたりが語る通り、現場の雰囲気は極めて良好で、一体感に包まれたまま撮了まで突っ走った。

青天の霹靂」は、2014年に全国で公開。

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